「結ぶテクノロジー」結束バンドメーカーの新たな挑戦!

2019 / 03 / 11
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株式会社サトーゴーセー 佐藤 亮太さん・鵜飼 隆さん

皆さん、結束バンドと聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「どこか地味。」「そもそも使ったことがない…」など様々な印象を持っているひともいると思います。
そのような中、東京都・板橋区にある株式会社サトーゴーセーは「+band(プラスバンド)」という、新しいバンドを開発したそうです!


「+band(プラスバンド)」 公式サイトはこちら

いったいどのような経緯で開発をしたのでしょうか?
今回は、株式会社サトーゴーセーの佐藤さん、鵜飼さんにお話をお伺いしてきました!

株式会社サトーゴーセーとは…
1951年(昭和26年)6月創業。1960年(昭和35年)2月17日会社設立。
現在、電子・電気機器、電気設備、建築現場、工場プラントはもちろん、漁具や園芸用品、会場設営など、多岐に亘った分野に
「結ぶ」ことを必要とする多くの場面で結束部品は使用されています。
そして、時代と共に広がりゆく新たな「結ぶ」場面においても、私共の製品が愛され続けるために、時代の流れを的確にキャッチする新たな発想と技術力で、皆さまとの「結び付き」をより強くする優れた製品を開発し、お届けしてまいります。(株式会社サトーゴーセー 会社概要より出典)

株式会社サトーゴーセー 公式サイトはこちら

コンセプトは「結ぶテクノロジー」

法人向けの結束バンドメーカーが一般消費者向けに今回、製品を開発しようと思った理由は何ですか?

佐藤さん
元々、新商品を何か作ろうということでメンバーがあつまったのですが、その会議の際には「これを作ろう!」という特定のものは決まっていませんでした。
しかし、当社は「結ぶテクノロジー」というコンセプトがあるので、それに伴った商品を考えようと思いました。

最近、結束バンドに関してはDIYが人気になってきたため使われつつあるものの、工業用で使われていたものを一般家庭にも使ってもらえるようなものを開発したいという想いはありました。
結束バンドは従来、配線等を束ねるものとして使われていますが、配線は普段目に見えないところに隠すものなので同時に結束バンドも表にはなかなか出てきません。
そこで家庭用のインテリアに合うようなもの。使ってて楽しくなるようなものがいいのでは?ということから一般消費者向けの製品を開発しようということになりました。

「人の目に見えるとことに出していく=一般消費者向けに商品展開をする」という観点からつくりだしたということですね。

佐藤さん
モノづくりをしている側からすると、製品開発をしている誇りはあるが黙々と作っているだけでは面白みがないんです。
しかし店舗等で自分が作った製品が並んでいるのをみるとテンションは上がりますよね?

技術もそうですが、結束バンドや会社そのものを知って欲しいというものがみんな一番に想っていることなので、今まで知らなかった人たちに知ってもらうにはどうしたらいいかとなった時に、それが一般消費者向け、いわいるBtoBからBtoCに幅を広げるということでした。

若手が自分の会社を知り、誇りに思ってもらう

この「+band(プラスバンド)」は若手メンバーの方が中心に開発されたとサイトで拝見しました。

佐藤さん
「製品開発をする=企画から販売まで全部の工程に関わる」ということです。
当社では、プラスチック業界でもあまり見られない金型を一からつくるということも行っています。
すべて自社で起こして、内製で行っているからこそ全部の工程に係る良い機会になるので、若手社員を集めて製品開発をしようとなりました。

製品開発をするということはいろいろな案がでたんじゃないですか?

鵜飼さん
でましたね(笑)。
「結ぶテクノロジー」というコンセプトのもと作ろうとなる前は、「塔婆(とうば)」というお墓の横に立てる亡くなった型の戒名を書いたものとか、苗木と添え木を止めるものとか、いろいろな案がでました。

そのような中で家庭用で利用できるものを開発する!となった時に社内の率直な感想とかはどうでしたか?

佐藤さん
何十年もその道のプロが当社にはいて、良くも悪くも結束バンドに関する知識はすごくあります。
しかしそれが果たしてメーカーとして常識なのか、はたまた偏ったものなのか凝り固まったものがあるから最初は逆風でした。
例えば「確かに見た目は可愛いかもしれないが本当に使えるのか?」「強度とか大丈夫なのか?」とかですね。

会社の中だけではなく、同じ業界の方に見せると「え?」というような顔をされました(笑)。
この「+band(プラスバンド)」を初めて見た人だと買おうかなとなるんですが、知識が深いひとほど固まった目で見てしまうのでそこはある意味苦労しましたね。

ユーザーが使い方を発見してくれる。

この「+band(プラスバンド)」を実際に世に出して、反響はどうですか?

鵜飼さん
各メディアに取り上げられた時、会社に直接問い合わせが多く入ったのでその時はすごく大きな反響をいただきました。
あとは物珍しさから初めてみる方の食いつきはすごくいいいですね!

「+band(プラスバンド)」をイベントに出展させたときは、ある主婦の方が反応してくれて話をさせていただきました。
その主婦の方は、待機電力をなすく為に毎回コンセントを抜いているそうなのですが、そのコンセントを「+band(プラスバンド)」を使ってうまく収納できないかなとおっしゃっていました。

「バンド=まとめる」というもののイメージだったのですがそれ以外の用途がこの「+band(プラスバンド)」にあるということをユーザーさんが発見してくれるので意図してない嬉しさはありますね!

佐藤さん
意外と利用してくださっている方が使い方を考えてくれるので、そういう意味では使ってくださっている方のご意見は貴重だとすごく感じます。
この「+band(プラスバンド)」のデザインも、
水回りに使ってほしいから、いかり型。紙を挟むから、クリップ型。配線をまとめたりするので、電球型。などとシンプルに考えていたのですが、あまり限定しすぎないほうがいいのかなと思います。

自由な商品なので、自由に使ってもらうのがいちばんいいかもしれませんね!

老舗の結束バンドメーカーとして継続をしていきたい

今後の展望について教えてください

佐藤さん
最初にもお伝えしましたが、当社はもともと製造メーカーでした。作ってる側としても知って欲しい、サトーゴーセーのプライオリティを上げたいなと思っています。
もちろん「+band(プラスバンド)」自体を大きくしていくのも大事ですが、「サトーゴーセー=老舗の結束バンドメーカー」ということを知ってもらうということが大事になってきます。
それが働いく上でモチベーションにも繋がると思っています。

鵜飼さん
「+band(プラスバンド)」はあくまで新しいバンドアイテムという位置づけで提案しているので、結束バンドメーカーが作った新しいバンドとして独立した存在にどんどんなって欲しいと思います。
商品ラインナップもユーザーの意見をお伺いしながら、「+band(プラスバンド)」の使い方をどんどん共有していければなと思います。

取材を終えて

新しい商品開発には、メーカーの苦労と希望があるということを今回知ることができました。
2018年夏に「+band(プラスバンド)」はでたばかりなので、今後どのように進化していくのか注目していきたいと思います!

【今回お話を伺ったのは】
株式会社サトーゴーセー 佐藤 亮太さん・鵜飼 隆さん
所在地:〒174-0074 東京都板橋区東新町1丁目17番1号
Tel: 03-3955-4066
株式会社サトーゴーセー 公式サイトはこちら
+band 公式サイトはこちら
+band インスタグラムはこちら
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