平成と歩んで25年。売れっ子ブラックサンダーにも下積み時代あり!

2019 / 01 / 11
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有楽製菓株式会社 マーケティング部 内藤瑠美(ないとうるみ)さん

みんな大好きブラックサンダー!こんなに人気なチョコレート菓子なのに、ここまで来るには様々な苦労ときっかけがあったのです。
今回はご自身もブラックサンダーの大ファンで入社したという、ブラックサンダーを愛してやまないマーケティング部の内藤さんにお話をお伺いしてきました~!

実は平成生まれ!

ブラックサンダーがいつごろからある商品なんですか?

内藤さん
ブラックサンダーも、実は20代で1994年(平成6年)生まれなんです。来年で25周年を迎える商品です!

もっと昔からある商品だと思っていました…!

内藤さん
そう思われている方は多いかもしれないです!
有楽製菓自体は、最初はウエハースの会社として生まれました。
1955年、終戦でおやつは贅沢品だった時代でしたが、当時はソフトクリームが子どもたちの間でブームとなっており、その様子を見た創業者がソフトクリームのコーンに注目し、ウエハースにクリームを挟んだお菓子を開発して販売し始めました。1959年に有楽製菓株式会社を設立し、ウエハースうやチョコレートの他、プレッツェルなどの様々なお菓子の開発を行っていきました。
しかし、1980年頃までは大袋のお菓子や遊園地のお土産品など、「有楽製菓」という会社の名前が出ないようなものが中心でした。

1980年代から、駄菓子マーケットに本格参入を始め、1994年にブラックサンダーが誕生しました。
その当時、自社商品の中に『チョコナッツスリー』という商品がありました。パフやピーナッツが入っており、サクサクした食感のチョコレートで、自社の中では人気の商品でした。
そこで『チョコナッツスリー』とは反対の食感の商品を作ろうということで、ザクザクとした食感に食べごたえのあるブラックサンダーが生まれました。

そうだったんですね!販売を始めてから売れ行きは良かったのですか?

内藤さん
いえ…販売してから10年ほどはあまり売れない商品だったんです(笑)。なので初代のパッケージ知っている方は、ほとんどいないのではないでしょうか。今はコンビニやスーパーなどたくさんの店舗においていただいていますが、当時は駄菓子屋さんを中心においてもらっていました。
弊社で一緒に販売していたチョコナッツスリーは20円、ブラックサンダーは30円。駄菓子屋さんでの10円の違いは大きかったようで、なかなか売れませんでした。月に1回しか製造できないような日が続き、一時休売をしていたくらいだったんです。

そんな販売状況があったなんて…ブラックサンダーが再販売を開始したきっかけは何だったのですか?

内藤さん
きっかけは、九州のエリアの問屋さんからのアプローチでした。
「あれおいしかったのにどうして無くなっちゃったの?」という声が営業に届き、そのアプローチが熱心だったため、九州エリアの営業担当が当時の専務(現在の会長)に直訴をしたんです。
パッケージや原料の残っている分で、「そこまで言うなら」とエリア限定で再販をすることになりました。

再販を始めて、九州の方からじわじわと広がっていった形なんですね!

内藤さん
当時はインターネットが普及してなかったので、口コミでじわじわと広がって行きました。30円でこの味、このボリュームという商品に対しての評価が徐々に高まっていたのだと思います!

なるほど~爆発的にヒットしたというわけではなかったのですね!

内藤さん
いえ!じわじわと広がっていた他に、爆発的にヒットしたきっかけもあるんです。
実は、売れ行きが伸びた背景には、第一波と第二波があり、第一波は「生協の白石さん」という本がヒットしていた時に、この本の元となったブログにブラックサンダーが紹介され、多くの方に知っていただくことができました。
これ以降、メディアやSNSなどで、突っ込みどころのあるキャッチフレーズと一緒に取り上げていただけるようになりました。

第二波は、2008年のメダリストが大好物と紹介してくれた事がきっかけです。勝負食としても紹介してくれたこともあり、テレビや新聞で広く取り上げていただきました。影響は大きく、しばらくは完売する状況が続き、生産が追い付かないほどでした。

ブラックサンダーが愛されるワケ

ブラックサンダーがここまで愛される理由は何だと思いますか?

内藤さん
まずは、味や商品そのものに対する評価が高い事なのかなと思います。30円でこの味、このボリュームは自信を持っておすすめできる点です。
また、くすっと来るようなキャッチコピーも人気の理由だと思います。ブラックサンダーが独特の世界観を持っていることもあり、「ブラックサンダーが好き」ということが、ある種の自己表現にもなりうるかなと思います。

また、特に価格的な面で学生にも優しいので、思い出にブラックサンダーが登場することがあるのではないかと思います。箱買いしても600円ということもあり、誕生日プレゼントやロッカーサプライズなどで使った、貰った、という楽しい記憶があって、学校を卒業した後も継続してブラックサンダーを楽しんでいただいている方もいらっしゃるのではないかと思います。

このようにコミュニケーションのツールとして受け入れられている点が、愛されている大きな理由かもしれません。

どう考えても本命じゃないよね

ブラックサンダー=義理チョコというイメージがあります!

内藤さん
実は有楽製菓での、初めての大きなプロモーションが義理チョコとしての活動の「一目で義理とわかるチョコ」だったんです。
それまでは、チョコレートの会社なのにバレンタインに特に何もしていなかったんです。ブラックサンダーの知名度が上がってきている中でもあったので、「ブラックサンダーで何かやろうよ」と話し合いを行いました。その中で「まあ、どう考えても本命じゃないよね」と意見が一致し、2013年に「一目で義理とわかるチョコ」としてプロモーションを行いました。その後、2014年から「世界初の義理チョコ専門店」として、東京駅の「東京駅おかしランド」内催事コーナーへの期間限定出店を行っています。

※しかし、2019年はちょっと様子が違うみたいです。
東京駅一番街「 東京おかしランド 」でブラックサンダー期間限定ショップオープン
~あの「義理チョコショップ」に異変が!?~
特設サイトはこちら

取材を終えて

学生の時に、ブラックサンダーを大量にもらったことを思い出して、他の20代の方もそれぞれの「ブラックサンダーと一緒の思い出」があるのかなと思いました!
取材のご協力ありがとうございました。

【今回お話を伺ったのは】
有楽製菓株式会社
内藤瑠美さん
本社 東京都小平市小川町1-94
電話番号 0120-269355(有楽製菓お客様相談室:月曜日~金曜日 9:00~17:00 ※祝日・お盆・年末年始を除く)
有楽製菓株式会社のHPはこちら
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