お線香じゃあない!あの日本香堂から出てるESTEBANって知ってる!?

2019 / 02 / 15
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株式会社 日本香堂 ESTEBAN営業部 岩上 真季(いわかみ まき)さん

お線香で定番の日本香堂が、香りを楽しむフレグランスを販売していることを知っていましたか?その名もESTEBAN(エステバン)。南フランスのトップパフューマーたちが開発する洗練されたその香りはきっと、皆さんの生活をワンランク上げてくれることでしょう。今回は歴史ある企業、日本香堂が販売するESTEBANはいったいどういったブランドなのか伺ってきました!

フランスから日本へ

ESTEBAN(エステバン)とは、どういったブランドなのですか?

岩上さん
エステバンは、フランスのモンペリエで1979年に発足したブランドです。この時点では日本香堂との付き合いはございませんでした。1982年のつくば万博でエステバン社を立ち上げたエステバン夫婦が「パヒュームクレイ」というものを出展しておりまして、そこで日本香堂ホールディングスの会長兼CEOの小仲正久が「海外にもこういった香りにまつわるものを作る人がいたのか!」と、エステバン夫妻と意気投合したことがきっかけで日本に上陸しました。

パヒュームクレイとはどういったものなのですか?

岩上さん
「パヒュームクレイ」は、セラミックで作られたポプリでございます。このポプリはエステバン社の創設者である、ジャン・マックス・エステバンが、世界各地を旅した時に感じた香りや美しい風景を、形にして残しておきたいと考え、陶芸家であった彼の奥様と形を作り上げ、そこに香りを加えたことがこのポプリの始まりです。
なので、セラミックは香りから連想した形や、世界各地の文化を思わせるようなデザインを取り入れています。わかり易いところでいうと、ネロリの香りがついたものには、ネロリの花の形をしたセラミックが使用されています。

ポプリとは

ポプリは、花や葉・香草、香辛料、木の実、果物の皮や苔、精油またはポプリオイルなどの香料を混ぜあわせて容器に入れ熟成させて作る室内香のひとつ。語源はフランス語で「ごった煮料理」を意味したpot pourriで、多様な材料を混ぜてつぼに入れて作ったことに由来する。

エステバンの特長は何ですか?

岩上さん
これだけ凝ったデザインで、しっかりと香りもついたセラミックポプリを国内で目にすることは、ほとんどありません。長い時間を掛けて、より繊細にデザインがブラッシュアップされていますので、他社様が忠実に再現することは難しいかもしれません。

形だけでなく、香りにも特長はありますか?

岩上さん
エステバンの製品には、香りのプロである調香師さんが開発に携わっています。香り作りで有名な、フランスのグラースという街で鍛え上げられた世界トップクラスの調香師が開発しておりますので、セラミックの形同様に繊細な香りを楽しむことができるかと思います。

こういったセラミックポプリはどのようにして使えばいいのですか…?

岩上さん
セラミックポプリは既に香りがついているので、そのまま置いていただければ香りを楽しむことができます。ただ、香りが無くなってしまったからといって、取り換える必要がないんです。このセラミックポプリの上に、香りのオイルを垂らしてあげることで、再び香りを発するようになるため、繰り返し使うことが出来るんですよ。

どれくらいの範囲で香りが届くものなのですか?

岩上さん
香りは鼻が慣れてくると段々と感じにくくなるものなのですが、セラミックポプリ1つでも、ワンルームのお部屋やリビングルームであれば十分に香りがいきわたるかと思います。1~2週間に1~2滴たらしていただければ、それだけで香りを楽しむことが出来ます。

面倒くさがりの私でも楽しめそうです。

岩上さん
本当に気楽に楽しめると思いますよ。エステバンのセラミックポプリはデザインが多彩なので、インテリアとして机やテレビの横、本棚などに置いていただいても、空間に溶け込み易いので、置き場所にも困らないことも特長の1つかもしれません。

エステバンと日本香堂の歩み

お話を伺えばうかがう程、お線香を扱う、日本香堂のイメージとは離れている気がします。

岩上さん
一般的に持って頂いている、日本香堂のイメージとは違っているかもしれませんね。ただ、皆さまの知らないところでエステバンと日本香堂は技術の共有をしていたりするんですよ。

例えば、お香ですが、こちらは全て日本香堂で作って、エステバンとして販売しています。香りの原料をフランスから全て輸入して、日本香堂の工場で全て練ってお香にしています。そして出来上がったお香はセラミックポプリとは反対に、日本から輸出をしています。そうすることで、日本の薫香(くんこう)技術を海外に発信する役割を担っています。

日本の技術を海外に発信していただなんて知りませんでした。お香といっても沢山の種類や形がありますよね。

岩上さん
そうですね。実は形によっても香りの発し方に違いがあるんですよ。例えば、コーン型のお香は、7分程度で燃焼し終えるのですが、短時間で香りを空間に充満させてくれます。よく目にする棒状のものは、約30分程度かけて一定の按排(あんばい)で香りを漂わせてくれます。渦巻き型のものは、更に長い時間をかけて燃焼していくので、日本では蚊取り線香などでは定番の形になっていますよね。

香りがより身近になった

エステバンの長い歴史のなかで変わってきたことはありますか?

岩上さん
そもそも香りは、日本では馴染みの深いものではなかったのですが、近年、海外からも気軽に香りを楽しむ製品が沢山入ってきています。なので、日本人にとって香りを楽しむという文化が年々浸透してきているように感じます。
香りを使った製品を取り扱っている私たちとしても、日常に根差した製品を求める方が増えてきていている印象を受けます。例えば最近だと、名刺に香りを付けられるカードタイプのフレグランスが世代を問わず人気です。
こちらは名刺入れの中に入れておくだけで名刺に香りがつくので手軽に使えておすすめです。名刺入れの他にもスマートフォンケースやカバンの中に入れて、開くたびに香りを楽しんでいる方も増えているんですよ。

こちらの香りのカードはどれくらい1枚で香りが持続するのですか?

岩上さん
名刺入れの中に入れておくと香りが充満してくれるので、1枚で2~3カ月は持つので気軽に使ってみて下さい。
香水などの香りを付けることに抵抗があった人でも、まずはさりげなく香りをつけることから始めてみることで、香りの魅力を発見するきっかけになるかもしれませんよ!

取材を終えて

ESTEBANは先を見越したデザインを取り入れているようで、ファッション感度が高いヨーロッパならではのこだわりだなあと感服致しました。時代を先取りしたいかたは是非エステバンの商品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

【今回お話を伺ったのは】
株式会社 日本香堂 岩上 真季さん
所在地 東京都中央区銀座4-9-1
ESTEBANの公式サイトはこちら

ライター・カメラマン/宮脇雄士(うしお)

好きなものは映画、漫画、ファッション、カフェ!WIZOOM編集部のサブカル男子、ユウシです。
皆さんの疑問を緩やかに解決します!

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