下手な字でも、味になっちゃう。編集部が万年筆デビューしたらドハマりした訳とは?

2019 / 01 / 18
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セーラー万年筆株式会社 文具事業部 企画部 広報・マーケティング 友野 絢香(ともの あやか)さん

「社会人になったら一本は持っておいた方がいい」なんて言われる大人アイテム、万年筆。何だか高価で、文房具の中でもハイレベルなイメージがありますよね?ところが、万年筆って文具好きにとって魔法のアイテムだったのです…。
今回は、文具女子な編集部ひーちゃんが、これまで知らなかった万年筆のあれこれを、セーラー万年筆株式会社の友野さんに聞いてきました!皆さんも、これを読めば万年筆にハマるはず!

そもそも、万年筆ってどんなペンなの?

万年筆は、どういった筆記具なのですか。

友野さん
万年筆はもともとヨーロッパで作られたものです。昔は、ペンの羽を加工したものを使って筆記をしていたのですが、ある時保険の外交員が大事な書類にインクを落としてしまうという事件があり、その方がインク漏れがしないように、インクを内蔵して毛細管現象を応用したペンを発明したのが、現在の万年筆の始まりです。なので、万年筆は定義として「インクを内蔵しているペン」なんですよ。漫画家さんが使っているような、インクを付けて書くペンとは違います。

ペン先が金属なのも大きな特徴ですよね!

友野さん
ペン先に小さい球(ペンポイント)がついています。なので、意外とカリカリせず、ひっかかりなく書くことができるんです。このペンポイントの大きさによって字幅が変わりますし、ペン先の金属の種類によっても、書き味が違います。
ペン先の種類についてはこちら

万年筆って、お高いイメージがあります…。

友野さん
そう思われる方も多いですよね。贈り物として万年筆が選ばれることも多いですが、現在では低価格で購入できる万年筆もあります。なので、万年筆デビューはしやすくなってきたのかなと思いますね。

100色以上!?これはハマる、万年筆の「インク沼」

インクの色も、黒や青のイメージだったのですが…たくさんあるんですね!

友野さん
そうなんです。実際に、インクの色に魅かれて万年筆デビューされる方も多いですよ。最近では万年筆のインクを使ったアートをSNSにアップされる方もいたり、「このインクは○○用」といった形で使い分けたり…万年筆をいろんな場面で使っていただいています。
友野さん
セーラー万年筆では『インク工房 染料 20ml』の他に、『SHIKIORI[四季織]』という色鮮やかなインクのシリーズも全20色展開しています。この万年筆インクと同じ色のマーカーペンも発売しているので、そちらもぜひチェックしてみてください!
一度自分の好きなインクを使うと、次はどんな色を使おうか、どんどん沼にハマっていっちゃうんですよね(笑)。今ではインク沼なんて言葉も生まれているほど、インクにハマる方が増えています。
SHIKIORI 公式サイトはこちら

万年筆のインクって、にじんだりしないんですか?

友野さん
万年筆のインクはにじみやすいと思われがちですが、にじみに強いインクも開発しています。「顔料インク」は耐光性に優れ、色褪せがしにくいインクですので、年賀状や手紙にも使っていただけます。

個性を表現できる、新しいアイテム

ボールペンとは違う、万年筆の良さは何ですか?

友野さん
筆圧です。ボールペンは筆圧をかけないとインクが乗らないのですが、万年筆は筆圧をかけずにすべらせるだけでインクが出てきます。昔から作家や医者など文字をたくさん書く方に愛用者が多いのも、筆圧がいらず手への負担が少ないからだと思われます。
先ほどお話したペン先やインクだけでなく、軸もバリエーション豊富なので、自分の好きな1本を組み合わせて作ることができるというのも大きなポイントです。

カスタムできるのはテンション上がりますね!

友野さん
そうなんです!手帳や日記、手紙を書くとき…場面によってインクやペン先を使い分けるのも素敵ですよね。
また、万年筆は筆圧のかける度合いによって、インクの濃淡がでます。書いた文字からその人の“人となり”が表れるので、味が出ます。手紙や年賀状を書くときに万年筆を使って書くだけで、印象もかなり違うと思いますよ。

その人の個性が出る!これは他の筆記具にはないポイントですね。

友野さん
そうなんですよ。手書きの良さを存分に味わえるアイテムだと思います。
カスタムができるということもあり、字だけでなく万年筆自体もその人の個性を表すことができます。
一度使ってみると「面白いな」と思えるし、何となく字が上手く見えるんです(笑)。

字が上手く見える……!

友野さん
その人によって字のクセがあると思いますが、ボールペンだと統一された線幅の字しか書けないので、トメ・ハネ・ハライやバランスの悪さなどが目立っちゃうんですよね。しかし、万年筆だとインクの濃淡や、場合によってはにじみが出ることでそれらが味になるんです。

「字が下手」というコンプレックスを個性に変えてくれる、魔法のアイテムなんですね!

友野さん
そうなんです。
字がうまくなってから万年筆デビューしたい、と言われるも多いのですが、字が下手だと思う方こそ、万年筆を使った方がそれっぽく見えますよ!

>>NEXT 編集部ひーちゃん、万年筆デビューです!

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ライター・カメラマン/日原多瑛子(ひーちゃん)

BUMP OF CHICKENとディズニーを愛する、“関西弁と標準語のハイブリッド”なWIZOOM編集部のお姉さん。よさこいとライブにかける情熱は学生時代と変わらず今も健在です。
日常生活の中で疑問に思ったことを解決し、皆さんにシェアします!

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