懐かしみが深い…!あの“国民的お菓子”が昔も今も愛され続けるワケ

2018 / 12 / 10
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株式会社ギンビス 広報担当 坂井(さかい)さん

「アスパラガスビスケット」や「たべっ子どうぶつ」など、老若男女問わず、幅広い世代に根強い人気のギンビスのお菓子。「昔も今も大好き!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ギンビスの坂井さんに、ギンビスのお菓子についてお話を伺ってきました!

「お菓子に夢を!」を叶えるギンビスのお菓子

まずは、ギンビスの歴史について教えてください。

坂井さん
1930年に”宮本製菓”という屋号でお菓子作りをスタートしました。
お菓子の生産だけでなく、1945年には、「銀座ベーカリー」というレストランの1号店を銀座にオープンさせました。当時は、現在の「アスパラガスビスケット」の原型となるようなビスケットをコーヒーに添えて出していました。

戦後は主にカステラを作っていたのですが、日持ちがしないことから、より日持ちするビスケットに力を入れるようになりました。
そして誕生したのが、今ではギンビスの代表商品となった「アスパラガスビスケット」です。

発売当時は、量り売りで販売しており、現在と同じ巾着のパッケージで売られるようになったのは今からちょうど50年前の1968年のことです。

左が1968年の発売当時のデザインを再現し、2018年に発売した復刻版。右の現在のパッケージと比べても、ほとんど変わっていません。

坂井さん
その後、1978年に「たべっ子どうぶつ」が発売されました。たべっ子どうぶつのパッケージも、色やロゴなど、発売当初からほとんど変わっていません。

実は、たべっ子どうぶつのロゴは、書道を嗜んでいた創業者自身が試行錯誤してデザインしたものなのです。当時、ピンク色のパッケージはお菓子としては珍しく、売れ出すまでに1年ほどかかったようです。

どうして、あえて他にないパッケージデザインにされたのでしょうか?

坂井さん
「人の真似をしない」というのが創業者のモットーでした。彼の理念は、今でも”3I”(スリーアイ)の企業理念として受け継がれています。

ギンビスの3つの”I”(アイ)
  • International (国際性)
  • Independent (独創性)
  • Instructive  (教育性)

坂井さん
たべっ子どうぶつやアスパラガスビスケットの、他にないユニークなカタチは、見た目だけでなく、味や食感のことも考え抜かれたものなんですよ。

“ビスケット”というと、昔は丸か四角のビスケットが主流でしたが、野菜のアスパラガスのように節をつけることで焼き上がりの食感や食べやすさが向上します。
「しみチョココーン」も、いろいろな形状を試して今の星型に行きつきました。パフにチョコを浸み込ませたお菓子も、ギンビスが始めた製法です。

“3I”があってこそのお菓子たちですね!
今までに商品のリニューアルは重ねてこられたのですか?

坂井さん
味や食感は、あえて変えないのがこだわりです。
気候や原材料の変化、製造機械の取り替えなどで、味や食感を変えないほうがかえって難しいですが、長年愛されているお菓子には、長年のファンの方が多いので、いつもと同じ味を楽しみにされています。
なので、味や食感が大きく変わってしまうことのないようにこだわっています。

3Iの”International(国際性)”や”Instructive(教育性)”という点は、たべっ子どうぶつが大きく体現しています。
「おいしいだけでなく、楽しんで学びながらお菓子を食べて成長してほしい」「英語に親しむきっかけになってほしい」という思いをお菓子に込めて作っています。海外向けの商品にも力を入れていて、国内だけでなく、中国の工場でもたべっ子どうぶつが作られています。

パッケージも、輸出する国によって変えていたり、味のバリエーションが違ったりとそれぞれに工夫をして、世界の20以上の国と地域に届けられているんですよ。

動物の名前が英語で表記されているたべっ子どうぶつ。よく遊んだなぁ。

坂井さん
海外版のパッケージには、英語だけでなく、ドイツ語や中国語の動物名の表記もあるんですよ。
どうぶつが全部で46種類いるので、大人でも難しい英名の動物もいて、大人も知的好奇心が刺激されると思います。

ギンビスに直営店?「銀座ベーカリー」

坂井さん
1945年に「銀座ベーカリー」の1号店を銀座にオープンさせたあと、長いあいだレストラン事業からは撤退していました。
しかし、「真心をこめて食生活に貢献すること」という社是を実践する店舗として、2013年にカフェ形態で「銀座ベーカリー」を再オープンしました。

もともと、ギンビスという社名も「銀座ビスケット」から来ています。お菓子も、銀座ベーカリーでしか食べられない、オンリーワンのものを販売しています。

■「銀座ベーカリー」商品ラインナップ
・カステラビスケットサンド(プレーン/レーズン)
・レアーズ :生食感のソフトクッキー
・Gスティック(セサミ/枝豆/野菜)

【シチュエーション別】大人も楽しいお菓子

甘いものが食べたいときには…「たべっ子水族館」

子ども向けと思いきや、大人の根強いファンも多い商品です。たべっ子どうぶつとしみチョココーン、2つのお菓子の技術を活かして、海の生きものたちの形のビスケットにチョコレートをしみ込ませています。
チョコを中までしみ込ませているので、夏でも溶けにくく、年間通してお召し上がりいただけます。

お酒のお供に!「パリアスパラガス」「パリチーズ」

お酒に合うお菓子です。「パリアスパラガス」は、通常よりもおつまみとして食べやすいようにパリッと薄めに仕上げていて、アスパラガス史上最薄です。

「パリチーズ」は、たっぷりのゴーダチーズとギュッと堅く焼き上げた食感が特徴です。
どちらも、おつまみとして美味しいだけでなく、ちょっと健康も気遣いたい大人世代に向け、食物繊維や乳酸菌が手軽に摂取できるようになっています。

おつまみにもおやつにも◎「カリッと枝豆」「カリッとコーン」

素材の味を活かして作っているので、おつまみやおやつとしてお召し上がりいただけます。特に「カリッと枝豆」はビールのお供にぴったりです。油で揚げずに、焼いて仕上げているので従来のスナック菓子よりもヘルシー。

小腹満たしには…やっぱり「アスパラガスビスケット」

定番のお菓子ですが、巾着型なので好きな量を食べることができます。また、おなかが空いたときには甘みと塩味とごまの風味の絶妙なバランスが後を引く、アスパラガスビスケットが満足できるのではないかと思います。
スティックタイプで食べやすいので、デスクでつまむのにもピッタリです。

気になる2018年秋冬期新商品!

・もち麦使用 ミニアスパラガス メープル風味
穀類の中でも、食物繊維が多く含まれるとされるもち麦を配合し、希少糖を使用して作ったビスケットです。
・【11/26発売】しみチョココーン いちごのショートケーキ
口に入れた瞬間に広がるショートケーキの濃厚な甘みと、いちごの爽やかな酸味が特徴の期間限定のしみチョココーンです。

次のロングセラーを作る

最近、ギンビスさんは「シャクレルプラネット」などいろいろなコラボをされていますよね。
どういう思いがあってコラボされているのですか?

坂井さん
たべっ子どうぶつのメインターゲットは小学生以下のお子さんとお母さんで、中高生~20代前半の世代にはなかなか買ってもらえません。
子ども向けのお菓子ではあるものの、どの世代にも食べていただきたく、若年層に人気のある「シャクレルプラネット」とのコラボによって、たべっ子どうぶつを思い出してほしい、という思いでコラボレーションに至りました。
どうぶつたちをしゃくれさせるのには勇気がいりましたが、思い切ったぶん反響も大きく、うれしく感じています。

今後の目標を教えてください。

坂井さん
ロングセラーの商品については、100周年を目指して、次の50年間、60年間も愛されていけばいいなと思います。
また、時代に合った新しいもの、今の市場にないものを作り上げて、新しいロングセラーを生み出していきたいです。

取材を終えて

定番のお菓子ができるまでには、ギンビスさんのイノベーションの数々があったのですね!友達や家族でわいわいつまめるギンビスのお菓子。みなさんも職場や学校で食べてみてはいかがでしょうか?
坂井さん、ありがとうございました!

【今回お話を伺ったのは】
株式会社ギンビス 広報担当 坂井さん
本社 東京都中央区日本橋浜町3丁目23番3号
電話番号 0280-98-2213(お客様相談室)
■株式会社ギンビスの公式サイトはこちら

ライター・カメラマン/中村愛理(あいりーん)

奈良生まれ奈良育ち、カレーとお寺マニアな“WIZOOM編集部の母”、あいりーんです!
記事もカレーもピリッとスパイシーに。ちょっとパンチのある情報をお届けします!

【中村愛理(あいりーん)】の記事一覧

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