【お薬のコト】もっと知ればお得に、そしてタメになる!お薬手帳にジェネリック医薬品をしっかり解説します◎

2018 / 10 / 03
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日本薬剤師会 常務理事 豊見 敦(とよみあつし)さん

「病院にそんなに行くことないし、気にしなくていいか~」
病院でもらう薬について、皆さんそこまで気を配る事ってなかなか無いかもしれません。
とくに20代は『お薬手帳』の存在は知っていても使っていない方が大半なのでは…。
今回は、日本薬剤師会で常務理事を務める豊見敦さんに、「お薬手帳ってそもそも何?」「私たちは何にお金を払っているの?」など、薬や薬局に関することを聞いてきました!

薬局のしくみ

初歩的な事なのですが…調剤薬局と医療機関はどのように私たちに関わっているか教えてください!

豊見さん
もともと昔は、医療機関(病院や診療所)の中で薬をもらっていました。
それが、昭和40年代から医療機関の外でもらう”医薬分業”という制度により、医師は診断のプロに、薬剤師は薬のプロという形で、仕事を分けることでより高度な技術を提供していく流れができました。
なので皆さんとは、医療機関での診断の後に書かれた処方箋をもとに、薬剤師が調剤するという関わりです。

なるほど…。薬をもらうには、調剤薬局で、薬剤師さんからもらわなければいけないんですね。


豊見さん
そうですね。一般の方は、ドラッグストアと医療機関の近くにある薬局を言い分けるために「調剤薬局」と呼んでいるのかなと思いますが、「調剤薬局」という言葉は正式な用語ではないんです。
通常は「薬局」や「保険薬局」という言い方をします。
「調剤薬局」と呼ばれるようになった背景は、昭和30年代、薬局や薬店同士の距離が近く、薬を安く売る価格競争が起きてしまいました。そんな中、安売りはせず、うちは調剤だけするという薬局が出てきて、その名残りで「調剤薬局」という言葉ができたと言われています。
今は皆さんが「調剤薬局」と呼ぶ薬局の薬剤師でも、調剤だけすれば良いというわけではなく、一般用医薬品の販売や健康相談はもちろん、薬に関するゼネラリストとして、様々なことを行います。

意外と知らないお金の仕組み

私たちが薬局で払っている金額はどのような仕組みになっているのですか?

豊見さん
まず、皆さんが払っている金額は、大きく分けて調剤技術料・薬学管理料・薬剤料があります。
2年に一度「診療報酬改定」という制度改定があり、医療機関や薬局での点数(皆さんが払う金額)も変わってきます。

なぜ、金額が変わるのですか?

豊見さん
薬局によって支払いが変わってくるのは調剤技術料の中に、調剤基本料が含まれていており、そこが薬局によって違うからなのです。
いろいろな医療機関の処方箋に対応する体制が、薬局には求められていますが、それを評価する形で調剤基本料が設定されているのです。

例えば街の中にある薬局と、特定の医療機関の目の前にある薬局では、備えておくべき薬が大きく異なります。特定の医療機関の目の前にある薬局ではどんな処方箋が来るか想像がつくため備蓄医薬品を効率化できる一方で、街の中にある薬局ではどの医療機関の処方箋にも対応することが求められています。
調剤基本料は、薬局としての体制整備に応じた評価がされているため、立地や応需している処方箋の枚数等で異なる、という仕組みです。
>>>次は、お薬手帳の使い道

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ライター・カメラマン/小宮しほり(しほりん)

都会育ちのミーハーガール!スキマ時間はひたすらインスタ。でも好きな食べ物はカリカリ梅。
WIZOOM編集部の末っ子しほりんです!

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