控えめに言って清々しいほどおもしろい!編集部の落語会デビュー&若手落語家・瀧川鯉八さんインタビュー

2018 / 10 / 27
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落語家 瀧川鯉八(たきがわこいはち)さん

毎月第2金曜日から5日間、渋谷の「ユーロライブ」で開催されている「渋谷らくご(シブラク)」。編集部、初めての落語会デビューです!
今回は特別に、人気若手落語家の瀧川鯉八さんにインタビューもさせていただきました!

渋谷らくごとは…
<初心者が、いつ来ても楽しめる落語会>
として設計されています。毎月第二金曜から5日間連続10公演。どの回にいらしても満足していただけるような演者さんと番組をご用意して、皆様のご来場をお待ちしております。
落語家さんの名前を読めなくても、演目を知らなくても大丈夫!それがスタートとしては当たり前です。
「ホンモノ」の演者をサンキュータツオが厳選し、なんの予備知識がなくても楽しめる、新しいタイプの落語会です。勉強してこないでください。真面目に聴かなくても楽しめます。

あいりーん
シブラクについての詳しいインタビュー記事はこちら!
■『自分の想像力に委ねよ。耳で楽しむ究極のエンタメ、「落語」は絶対聴いたほうが良い!!

編集部がお邪魔したのは…。

2018年9月16日
【「渋谷らくご」二つ目 瀧川鯉八トリ公演:クセモノ落語会】
何度聴いても笑っちゃう。何度聴いても味わい深い。生の高座に触れ、語る姿、語る声、そのすべてを反芻して楽しめるクセモノたち。一度聴いたら忘れない、そんなインパクトのある方々の会です。
ギョロ目のおさん師匠は落語も楽しい、初登場の昇市さんは現代的な感覚に優れた二つ目になりたての新星、ベテラン扇辰師匠は、時間の流れを濃密に感じる圧倒的描写力、そしてトリの鯉八さんは現代の寓話、御伽噺で映画や芝居やお笑いなどを圧倒する才能です。
  • 台所おさん-大工調べ
  • 春風亭昇市-宮戸川
  • 入船亭扇辰-家見舞
  • 瀧川鯉八-俺ほめ
あいりーん
初めは少し緊張していたのですが、開演後は最初から最後まで笑いっぱなしでした!
2時間たっぷりと聴かせていただきましたが、「また明日も来たい!」と思うくらい痛快で、しばらく興奮が収まらなかったです~!

人気若手落語家・瀧川鯉八さんインタビュー

瀧川鯉八(たきがわ こいはち)さん

24歳で入門、芸歴11年目、2010年二つ目昇進。2017年第三回渋谷らくご大賞「おもしろい二つ目賞」受賞。
この夏は、フィンランドのヘルシンキへ行ってきた。大好きな映画監督アキ・カウリスマキのロケ地めぐりをした。

落語、ホントにおもしろかったです!お腹抱えて笑いました!!
入門されてから、ずっと独自のスタイルで落語をされているんですか?

鯉八さん
入門後は、まず前座として4年間の修業期間がありました。前座のときは、古典落語を習得しなければいけないので、昔からある落語を踏襲していました。
厳しい修行のなかで、「二つ目になったらこのエネルギーを放出して、世の中に出ていきたい」と思っていました。
落語の競争の中で勝ち抜いていく自信がなかったので、「誰もやっていない、独自の落語を作りたい」と思い、自分のスタイルを確立していきました。

撮影:武藤奈緒美

オリジナリティを追求するという意味で、新作落語を作り続けていらっしゃるんですね。

鯉八さん
10年くらい、新作落語を作っていますが、まだその情熱は消えていないですね。むしろ右肩上がりになっています。

自分らしい落語を追求する

熱意を絶やさず創作を続けられているのには、どのような落語に対する思いやおもしろさがあると考えられていますか?

鯉八さん
僕は、「落語で人を見返したい」と思ってやってますから。今まで生きてて、何もいいことなかったんです。なので、何とか人に自分を認めてもらいたいと思ったというのが初めのうちはありました。そういう気持ちはだんだんと解消されていくんですけど、それでも、今度は自分の脳みそで作った落語で食っていくというスタイルも好きだし、それでお客さんが喜んでくれた時の気持ちは今まで生きてきた中では味わうことができないものでした。
鯉八さん
独自の落語といっても、何を作ればいいか分からなかったので、「こんな感じにすれば新しい感じに見えるかな」とか「かっこよく見えるかな」とか、背伸びして作るんじゃなく、恥ずかしいことだけど、自分の内にある本当のメッセージを伝えたほうが、自分らしく映るんじゃないかと思って、自分が抱えてる悩みや言いたいことを落語にしています。

『俺ほめ』について

鯉八さん
今日やった『俺ほめ』というのは、「誰も自分のことをほめてくれないから、僕が自分でほめよう」と思って書いたお話です。

瀧川鯉八さん『俺ほめ』あらすじ
「俺ほめたら金平糖もらえる」。
主人公の「まーちゃん」を「お前たち」がほめまくる。

撮影:武藤奈緒美

なるほど。じゃあ、主人公の「まーちゃん」というのは…

鯉八さん
「まーちゃん」は僕でもあり、落語を観ているみなさんのことでもあります。
大人になったら、人って素直にほめてもらえないじゃないですか。しかも、大人って「え、そんなほめてくれるの?やったー!」って喜ばないんですよ、恥ずかしいから。

「いやいや、それほどでも」なんて言いながら、本当は嬉しいんだろうなぁ…。と思っていることを落語にしようと思いました。
「そんな喜び方するんだ」みたいな、いろんなバリエーションの「ほめ方」と「ほめられ方」を出したネタなんです。
「そういうのを落語で見ると、滑稽に映るでしょ?」と思って書いたネタです。

■次ページ:鯉八さん流「人の心をつかむコツ」

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ライター・カメラマン/中村愛理(あいりーん)

奈良生まれ奈良育ち、カレーとお寺マニアな“WIZOOM編集部の母”、あいりーんです!
記事もカレーもピリッとスパイシーに。ちょっとパンチのある情報をお届けします!

【中村愛理(あいりーん)】の記事一覧

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