「表現することが大切です」トップエバンジェリスト西脇資哲氏が語る、エバンジェリストの仕事とは!?

2018 / 09 / 24
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「エバンジェリストスクール!」メインパーソナリティー/日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 西脇 資哲(にしわき もとあき)さん

TOKYO FMで毎週土曜24:30から絶賛放送中の「エバンジェリストスクール!」がスタジオを飛び出して公開収録イベントを開催!豪華ゲストスピーカーをお招きして、「理想の会社ってどんな会社?」「働く意味って何?」など激論をかわします!こちらの様子は、TOKYO FMホリデースペシャル9/24(月)17:00~19:00に放送されます。放送に先立ち、最近よく耳にする言葉「エバンジェリスト」について、「いったいどういう職業なのか」「エバンジェリストの役割」まで西脇資哲さんに伺ってきました。

伝道者としての役割

エバンジェリストとは、会社でいう広報やPR職とどういった違いがあるのですか?

西脇さん
広報やPRという職業は、会社にとって非常に重要です。しかし、広報やPRといった職業は基本的に、会社の良い面を表に出して行くことで会社の価値を上げることが求められます。
エバンジェリストというものは、会社の中のことだけではなく、業界全体の動向や、世間的に見た会社のポジショニングであったり、ある意味会社の外のことを踏まえてお話をする役割を担います。例えば、ITの最新テクノロジーが業界としてどうあるべきかといったことを広めていく役割をエバンジェリストは担うんですよ。

達観した視点で話をするという印象を受けますね。

西脇さん
そうですね。しかし、会話をする目線は「お客様の目線」ということですね。だから、あまり自分たちの会社ばかりアピールすることはしないんですよ。「人工知能について話をしてください」と言われたら、世の中全体的な人工知能の話、もちろん私の会社の話もしますけど、別の会社の話もします。世の中がどういう風に変わっているのか、進んでいくのかというのを説明をします。そして、多くの人に「スゴイ」「いいじゃん」と魅力的に感じさせることまで、エバンジェリストは求められます。

贔屓をしないで、フラットな状態でお話をしているということですか?

西脇さん
可能な限りそのようにしています。ただし、会社に属しているので利益相反を起こしてはいけない為、自分の会社を否定することはしないですね。ただ、聞いてくれている方々の関心を高めて、ファンを増やしていくということがゴールなんです。

最近、エバンジェリストという言葉をよく耳にするようになりましたが、なぜ世の中にエバンジェリストが求められるようになってきたのですか?

西脇さん
特にITにそういった傾向が見られやすいのですが、もの凄く複雑になってきているんですよ。商品の名前、使い方、それを使うことで何が得られるのか、色んな事が複雑になりすぎていて、誰かがわかり易く代理説明をしなくてはいけないようになってきているんですよ。

直接「こういうものだ」と事実を伝えるのではなく、なにかに例えて説明をしたり、このサービスを使うことで「こんな体験ができますよ」といった風にかみ砕いた状態で発信することが求められるようになりました。企業や機関ごとにでもこういった活動をしていく必要があると私は考えています。

だからこそ、咀嚼した状態で発信をするエバンジェリストが求められるのですね。

西脇さん
その通りです。その為に、エバンジェリストとして色んなものを知って、経験して、時には失敗もしながら面白く語ることが出来ないといけないんです。

確かに最近は言葉を聞いただけで、それがどんなものかイメージできないことが増えたかもしれません。

西脇さん
ITと金融は特にそういった傾向が強いです。一方で、料理は凄く楽になってきてるんですよ。動画も簡単に見れるようになって、食べてるところをSNS等に投稿することで盛り上がりを見せたりしますからね。ただ、やっぱり現代においては、ITと金融が社会をリードしているんですよ。だからこそ、どんどん新しいテクノロジーワードが出てきて、言葉だけがひとり歩きしている状況です。

ネットで調べても解釈がサイトによって違いますよね。

西脇さん
そうかもしれませんね。ただ、いくつかの解釈があってもいいと思うんです。数ある意見を取り入れて伝えられる存在が、エバンジェリストなんですよ。

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