【もっと話そう】これからもずっと付き合うものだから。ルナルナに聞く、女性のからだ

2018 / 09 / 27
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株式会社エムティーアイ ヘルスケア事業本部 ルナルナ事業部 事業部長 日根 麻綾(ひね まあや)さん

20代に入って、10代とのからだの違いを感じる女性の方も多いのではないでしょうか。就職や結婚、出産など、人生の大きなイベントを控える20代だからこそ、今のうちから自分のからだについてきちんと知っておきたいですよね。

今回は、おなじみの生理日管理アプリ『ルナルナ』の事業部長で、ご自身も一児の母である日根さんに、20代女性に大切なお話を聞いてきました。もちろん、男性のみなさんもぜひ読んでくださいね!

現代女性は月経が「来すぎている」?

20代になって、からだの変化を感じる方も多いと思うのですが、10代のからだと20代のからだって何が変わってきているのですか?

日根さん
一般的には、10代より20代のほうが月経が落ち着くと言われています。
初潮から初めの数年間は月経の周期が不安定だったり、月経痛が辛いことが多いようですが、20代になると月経周期が安定してきて、10代に比べて月経痛が和らいだという人もいるかと思います。

女性は1回の月経周期の中で、ホルモンの分泌状況は変動していくのですが、排卵前には肌ツヤが良くなったり痩せやすくなるなど、プラスの効果が期待できるといわれています。
月経周期が整ってくることにより、このプラスの時期を把握し、ホルモンを味方につけてスキンケアやダイエットなどのセルフケアを行えるようになるという側面もあると思います。

一方で、20代というと、大学を卒業して、仕事が始まって一生懸命な日々を送っていく中で、ストレスを溜めやすかったり、体調を崩しやすかったり、生活環境の変化によるストレスが増えてくる時期でもあるかなと思います。
そういったストレスの状態によっては、20代でまた月経周期が乱れてきてしまう方もいるのではないでしょうか。
日根さん
20代の体調変化について考えるときに、念頭に置いておいた方が良いことは、かつて多くの女性にとって“20代”という年代は子どもを産む時期だったということです。
昔の女性は10代後半から20代にかけて、5人、6人…と子どもを産んでいました。
それを考えると、現代の日本社会における女性は、結婚や出産を経験していない方も多いと思うので、ここ数十年で女性のライフイベントのあり方はかなり変化していると言えます。

しかしながら、社会の変化が数十年のサイクルで起こっても、同じように人間のからだも変わっていくわけではありません。
昔は、女性が生涯に経験する月経の回数は50回と言われていましたが、現代では約450回。400回も一生に来る月経の回数が増えていると言われているんです。
日根さん
なぜ400回も生理の回数が増えているかというと、栄養状態がよくなってきたので初潮年齢が下がり、閉経年齢が後ろに伸びたことで、月経期間がそもそも長くなったことに加えて、子どもを産む回数がかなり減ったことが理由として挙げられます。

かつては5人も6人も子どもを産んでいたのが、今の合計特殊出生率は1.4となっています。
子どもを産む回数が多いと、妊娠期間中は月経がありません。また、出産後、母乳で育てていれば、さらに1年程は月経がありません。
つまり、子どもを一人出産すると月経が約2年間ないことになります。
10人産めば20年間月経がないことになります。そのような理由から、月経の数が全体的に増えていると言われています。

20代女性はまだ出産を経験されていない方も多いと思いますが、妊娠・出産の機会が昔と比べて少なくなっていることにより、本来の人間のからだのつくりに対して、想定を超えて月経回数が多くなっているのではないでしょうか。
月経というのは、毎月毎月赤ちゃんをつくり育む準備をしている訳ですから、1度の月経で子宮と卵巣にはそれなりの負担がかかるそうです。
それを1年に12回、何年も繰り返すことになるので、からだにも非常に負担がかかると考えられます。
日根さん
そのような背景もあり、昔は40代、50代でかかっていた病気が20代から発症する可能性があると言われています。
月経がちゃんと来ることはもちろん大事ですが、「20代で月経が毎月来ている」というのは、少し長い目で見ると、自分の体にとって負担になっている可能性がある」という前提の意識が必要だと私は思います。
20代だと、例えば年12回×10年で初潮を迎えてからすでに120回の月経が起こっていますから、いろいろな不具合が出てくる可能性があるということを意識できるといいのではないでしょうか。

知っておきたい、現代女性のからだ

病気って、よく聞く子宮内膜症とかですか?

日根さん
そうですね。あとは子宮筋腫などもよくある女性特有の病気です。子宮や卵巣にかかる病気って、本当はすごく身近ですが、見えにくい部分でもあります。

20代は、成長期が終わって、からだは成熟し安定するという良い側面がある一方で、女性が社会進出して頑張るなかで「子どもを産まない」という選択肢も増えてきた時代だからこそ、からだに負担がかかり、何らかの変化があるかもしれません。
きちんと知識を持ち、注意して自分のからだを見ていてほしいなと思います。

30代にかけてのからだはどう変化していくのでしょうか。

日根さん
月経周りでの大きな変化はあまりないかもしれませんが、20代に積み上げてきた悪い側面が、30代に悪化して表面化することがあります。
例えば、20代の頃の月経困難症に気づかず、それが原因となって子宮内膜症となることもあるそうです。月経困難症とは、月経期間中や直前に起こるひどい月経痛などの症状のことを言いますが、病気だと思わない人も多いかもしれません。

例えば20代では月経困難症でおなかが痛いだけだったとしても、それが子宮内膜症や、ひいては不妊やガンといった問題に発展してしまうなど、10代、20代の積み重ねが大きくなって出てきやすいのが30代だと思います。

30代女性というと、多くの人が結婚・出産を経験します。しかし、20代で放置していたからだの不具合が「妊娠できない」というかたちで現れてくることもあります。

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