【ブーム再燃!】ミニ四駆がオトナの趣味として優秀すぎる件

2018 / 09 / 04
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タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店 ストアマネージャー 半谷 孝道(ハンガイ タカミチ)さん

80年代後半と90年代中頃、2度のブームを引き起こした『ミニ四駆』。知らない人はいないはず!そんなミニ四駆のイマに迫るべく、タミヤプラモデルファクトリー新橋店の半谷さんにお話を伺ってきました。ミニ四駆の進化に注目です!

ブームを起こした当時のミニ四駆と、現代のミニ四駆に、性能の違いはあるんですか?

半谷さん
モーターを使い、単三電池2本で走る4輪駆動というコンセプトは現在においても変わりはありません。しかし、製品の精度が上がっています。例えばモーターに関して、従来のモーターは、まず後輪から回し、センターシャフトを介して、前輪に駆動力を与えるという、実車に近い駆動方法でした。
進化型のミニ四駆はモーターから直接、前後のシャフトに動力を伝えられるようになりました。重量物であるモーターや電気系統を、中央に集中させることで、全体のバランスがとりやすくなったんです。これをマスバランスの適正化といいます。このように、ミニ四駆は見た目ではなく、中身の性能の部分で大きく進化しています。

バランスが良くなると何かいいことはあるんですか?

半谷さん
実際の車に関しても言えることなんですが、特にミニ四駆の場合はドライバーがハンドルで補正ができないのでバランスが重要な役割のひとつです。
従来のミニ四駆は、重心が中心より後方に傾いていたので、ジャンプで跳ねたときに、自然と後ろ下がりになってしまっていました。それを活かすコースもあるんですが、今は立体的なコースが多いので、空中でバランスが取れていないと、コースアウトをする原因にもなってしまうんです。

速さよりバランスなんですね。

半谷さん
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のアニメがヒットした、いわゆる第2次ブームと呼ばれる時期は、ボディに穴をあけて軽くする、速さを求めるカスタマイズが流行りましたが、今はバランスを重視したカスタマイズを求める方が多いです。
マシンの上下方向の姿勢を制御する、マスダンパーと呼ばれるパーツが、ミニ四駆にも取り入れられています。ミニ四駆にはサスペンションがないので、跳ねた後の着地で弾んでしまうのですが、それを防ぐ役割がマスダンパーです。
このマスダンパーは、2000年代前半に、F1でルノーが取り入れたといわれている技術なんですよ。ミニ四駆は、以前と比べて、物理学的な進化を遂げました。

F1で使われていた技術を導入するとは、ミニ四駆凄すぎる…。

半谷さん
マスダンパーは「ファーストトライパーツ」という、ミニ四駆入門者におすすめのキットの中にセットされるほど、一般的なパーツとなりました。
更に驚くべきことに、このアイデアは1人のミニ四駆ファンのアイデアから広まっていったものなんです。一般の方が、この技術をミニ四駆に取り入れたことから始まったんです。

ユーザーの声がミニ四駆進化の要

ファンの声から生まれたパーツなんですか!?どのようにして広がっていったのですか?

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