みんなはもう体験した?デジタルアートミュージアム「チームラボ ボーダレス」が本当に目からウロコです。

2018 / 08 / 21
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チームラボ 長谷川亮祐(はせがわりょうすけ)さん

今年、お台場に誕生した世界に類を見ない全く新しいミュージアム、「 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス(以下、チームラボ ボーダレス) 」。オープン前から話題が絶えず、現在もチケット完売日が続出しているという話題のスポットで、ミュージアムについて、作品についてお話してくださったのは、チームラボの長谷川さん。これから行く方、興味がある方必見の見どころも紹介していただきました!

境界のない美術館、「チームラボ ボーダレス」って一体何?

「さまよい、探索し、発見する」
アートは、部屋から出て移動し始め、他の作品とコミュニケーションし、他の作品と境界がなく、時には混ざり合う。そのような作品群による、境界のない1つの世界、『チームラボ ボーダレス』。
境界のないアートに自らの身体を没入させ、作品群からできた世界を自らの身体で探索し、他者と共に新しい体験を創り出していきます。
520台のコンピューター、470台のプロジェクター、10,000㎡の圧倒的なスケール感と、複雑で立体的な空間が特徴の世界に類を見ない全く新しい世界です。
3,000坪の館内には、順路やマップはありません。
チームラボ ボーダレスの
公式サイトはこちら

長谷川さん
チームラボ ボーダレスのアート作品を展示する「Borderless World」、「ランプの森」、「EN TEA HOUSE 幻花亭」、「チームラボアスレチックス 運動の森」、「学ぶ!未来の遊園地」という、大人だけでなく子どもも楽しめる”5つの世界”で構成されています。

Borderless World

境界のない群蝶、人から生まれた儚い命

長谷川さん
立っていると、さなぎができて、蝶が生まれていきます。館内に飛んでいるすべての蝶は、この部屋で、来場した誰かから生まれた蝶です。この蝶たちは、壁とディスプレイをシームレスに飛び回っているんです。これが「境界を越える」ということをチームラボが初めて表現した作品でした。この考え方を、美術館全体で表現したのが「チームラボ ボーダレス」です。壁とディスプレイの境界だけでなく、部屋と部屋の境界、人とアートの境界線をなくす挑戦をした今回の取り組みの、とても象徴的な作品です。

花と人の森、埋もれ失いそして生まれる

長谷川さん
こちらは「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる」という作品です。
空間には複数の季節が同時に存在し、それらがゆっくりと移り変わっていきます。花々は、移り変わっていく季節に合わせて、生まれる場所がゆっくりと移り変わっていき、誕生と死滅を、永遠と繰り返し続けます。鑑賞者のふるまいの影響を受けながら、変容し続けるため、今この瞬間の絵は二度と見ることができません。
森の中に点在する小部屋には、モニター作品が展示されています。

長谷川さん
花が咲くと、蝶が寄ってきます。この蝶は、触ると死んでしまいます。本物の蝶も、人間が触ると弱って死んでしまうように、リアルな現象を再現しているのです。
リアルな世界では、触っているのに何も反応しないほうが不思議ですよね。花が散ったり、色が変わっていくことも、ありのままの自然として表現しています。

人々のための岩に憑依する滝

長谷川さん
こちらは「人々のための岩に憑依する滝」です。「人々のための岩」を仮想の三次元空間に立体的に再現して、そこに水を落下させ、岩の形による水の動きをシミュレーションし滝を描いています。
この空間にも、カラスが飛んできたり、人のいる場所に花が咲いたりします。どこかの部屋で完結する作品ではなく、今回は部屋の境界を無くして、作品が自由に移動するようになっています。カラスや花も、どこかの部屋から廊下を通り、この部屋に入ってきました。

光の線の集合による、空間の再構成、立体物の構築

長谷川さん
こちらは、Instagramにアップされることも多い、光の線の集合による、空間の再構成、立体物の構築をした作品です。唯一、スクリーンなどの画材や物質を一切使わず、光の線だけで表現しているアートです。
空間や立体物は動き、そして身体を包み込み、身体を没入させていきます。音楽も光の動きと一緒に作っています。

『霧の彫刻』

『グリッド』

地形の記憶

長谷川さん
分け入ることのできる高低差のある空間で、悠久な里山の景色を描いている作品です。現実の時間の流れと共に、作品世界は移ろっていき、6月頃まだ小さく青々しい稲は、8月頃には大きく成長し、10月頃には黄金色になっていきます。
長谷川さん
現実の時間の流れとともに、昆虫や花々なども変わっていきます。昆虫は人々の振舞いの影響を受けて動き、人々が動き回ることで空気の流れが変わり、空気の流れによって稲や散る花びらの動きが変わります。

長谷川さん
今、魚が入ってきましたが、この魚はもともと別の部屋にいる魚たちで、廊下を泳いできてここに入ってきたものです。
長谷川さん
このミュージアムの特徴は、例えば「この魚たちがどこで見れますか?」とスタッフに聞いても誰も分からないことです。2時間歩いても、魚に出会えないこともありますし、そういうところも楽しんでいただきたいですね。
この魚たち、人が触ると色が変わっていくんです。一人ひとりがぞれぞれの色を持っていて、魚たちがその色に染まっていきます。

Black Waves – Continuous

長谷川さん
ここはクッションを置いてあるので、ゆっくり座って鑑賞していただけます。
水を線の集合体で表現しているのですが、決められた映像を流しているのではなく、一本一本の線に、流体力学のアルゴリズムを当てはめて、線と線のぶつかり合う角度やスピードで、波が永遠に起きています。二度と同じ波は起きません。

次ページではインスタアップ率No.1!?、気になるあの【光の空間】についてご紹介します!

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