【ファンでも知らないかも…】藤子・F・不二雄ミュージアムのここがスゴイ!

2018 / 08 / 03
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川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 事務局長 宮野 哲也(みやの てつや)さん

川崎市にある『藤子・F・不二雄ミュージアム』は、子どもの頃に1度は触れたことがあるはずの『ドラえもん』をはじめ、藤子・F・不二雄先生の作品の魅力が詰まったミュージアムです。今回は事務局長の宮野さんに、知っておくともっと面白くなるポイントから、設立に至るまでの想いまでを伺ってきました。

大人が楽しめるミュージアム

どういった想いで設立されたミュージアムなのですか?

宮野さん
藤本(藤子・F・不二雄)先生はあたたかみある笑い、ありふれた子どもたちの日常、「SF-すこしふしぎ-」にこだわり続け、読んだ人の心まで笑顔にする、そんな「まんが」を描き続けました。

そんなこだわりを持った「まんが」の原画が、おおよそ5万点残っていて、藤本先生の奥様がそれらを後世に残していきたいと考え、ゆかりの地である川崎市に寄贈されました。ただ寄贈をして、保存をするだけではなく、藤本先生の「まんが」のファンの皆さんへ、お恩返しをしたいという想いがあり、ミュージアムの構想が始まりました。

また、藤本先生の作品で人気の高い『ドラえもん』や『キテレツ大百科』などを想像すると、テーマパークのような印象を持たれるかもしれませんが、大人の鑑賞に堪える美術館を目指しました。

なぜ、大人の鑑賞に堪える美術館を目指したのですか?

宮野さん
作品にリアルタイムで触れてきた世代が、成長をして親の世代になっているからです。原画を展示していたり、期間限定の企画も大人が楽しめることを想定して考えています。家族で訪れると、ついついお父さんが展示を見ることに集中して、置いていかれてしまう光景ををよく目にします(笑)。

ご家族で楽しめるんですね!

宮野さん
親の世代は自分が子どものころを思い出して、懐かしい気持ちになることができます。一方で、お子様にとっては、初めてのミュージアムになることを目指しています。例えば、子どもたちがテレビや劇場で『ドラえもん』をみて、初めてのミュージアムが『ドラえもん』にまつわるものであれば、家族でも安心して足を運びやすいと思います。

幅広い層が楽しめるミュージアムをつくる為のこだわりを教えてください。

宮野さん
「こじゃれていこう」をミュージアムスタッフの合言葉に、企画や展示の案を出しています。加減が難しいところもあるので、何度も何度も話し合いを重ねています。ミュージアムとして原画を展示することはもちろんですが、「まんが」のミュージアムということもあり、笑いを生むことを意識しています。例えば、ミュージアム内の見えそうで見えないところに、藤子作品にまつわるこだわりをちりばめていています。

見逃したらもったいない!外観にもこだわりがある!

外観から「こじゃれた」印象を受けました。

宮野さん
初めて訪れた方はビックリされます。『ドラえもん』などのイメージからは想像ができない近代美術館のような外観ですからね。エントランスの「笑いの壁」は藤本先生の奥様のアイデアが反映されています。実は、奥様自身が芸術に精通されている方なんですよ。外観にも実は工夫がありまして、ミュージアム正面のガラスフレームをよく見ていただくと、『ドラえもん』第1話のコマ割りになっているんです。

凄い!知らないと見落としてしまいそうです。

宮野さん
もったいないですよ(笑)。さらに、ミュージアムを出て目の前の川を挟んだ所に広場があります。そこには、キャラクターたちが走っているモニュメントがたっているんですが、ミュージアムを背にモニュメントを覗いてみるとコマ割りになったガラスの中をキャラクターが走っているように見える仕掛けが隠されています。

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ライター・カメラマン/宮脇雄士(うしお)

好きなものは映画、漫画、ファッション、カフェ!WIZOOM編集部のサブカル男子、ユウシです。
皆さんの疑問を緩やかに解決します!

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