今輝くクールジャパン。食卓が華やかになる江戸切子の魅力に迫ってきた

2018 / 08 / 04
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株式会社 江戸切子の店華硝(はなしょう)日本橋店 店長 飯吉 縁(いいよし ゆかり)さん

光に当たるとキラキラ輝くガラス工芸は、見ているだけで華やかな気持ちになりますよね。今、「クールジャパンなガラス工芸」として江戸切子が海外から注目を集めているんです。
でも、江戸切子って若い人は持っているイメージないし近寄りがたいな…そう思った編集部ひーちゃんが、新たな紋様を生み出す江戸切子の店華硝 日本橋店の飯吉さんにインタビュー!江戸切子の「イマ」を聞いてきました。

海外の人にとって「分かりやすい」クールジャパン

今、江戸切子のどんな部分が海外に評価されていますか?

飯吉さん
江戸切子はグラインダーという機械を使って紋様を削ります。グラインダーを使うのは世界共通でして、そのなかで江戸切子は割り出しという格子の下書き線のみで、使う刃の太さや角度が違うダイヤを付け替え紋様を削っていきます。
他のガラス工芸ではペン型のものを使うこともありますが、江戸切子はグラインダーのみで紋様を描いていきます。

江戸切子の紋様を削るグラインダー。刃の部分はダイヤモンドでできています。

飯吉さん
江戸切子に描かれる紋様も日本的なものであることから、海外で江戸切子が注目されているのだと思います。

飯吉さん
ガラスは世界共通のものなので、パッと見た時に美しさや「日本らしさ」が伝わるんですよね。難しい説明もなく、日本の良さが伝わるのは江戸切子の特徴です。

飯吉さんが思う、江戸切子の魅力を教えてください。

飯吉さん
江戸切子は「飾っておくもの」というイメージを持っていらっしゃると思います。しかし、江戸切子は使ってこそ、その美しさが分かります。手に持った時のカットの手触りは、人の手で削られているからこそ感じることができます。

確かに、持ったときに手にフィットする感覚が癒されますね!

飯吉さん
華硝の江戸切子は、底にも必ず紋様を入れています。日本人は器を手に持って使うので、お茶やお酒を飲んだ時に底の紋様が見えるんですよ。また、お酒を入れた時に底の紋様が揺れて見えるのも、とても綺麗なんです。

飯吉さん
このように、実用性も兼ねた美しさがあることが、江戸切子の魅力です。江戸切子は使った時の美しさを計算して作られているので、眺めるだけではなく、五感を使って江戸切子の美しさを感じてほしいですね。

最初から最後まで手作業。だから本物。

華硝の江戸切子の特徴を教えてください。

飯吉さん
紋様の細かさと、手で磨いていることです。
江戸切子の定義としては、伝統の紋様を用いていること、最初から最後まで手で仕上げていることなのですが、現在はこれらがなくても江戸切子と呼ばれるものもあるんです。また、紋様を削った後の磨きの作業は、薬剤を用いて行われたものも多いです。薬剤を使ってガラスを磨くと、ガラスの表面が弱くなってしまうんです。
華硝の江戸切子は薬剤で磨きをかけないので、薬剤を使って磨きをかけたものとは色合いが違います。

では、実際に江戸切子ってどうやって選べばいいんでしょう?次ページでは、江戸切子の選び方を教えていただきました!

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