「なにこれっ。使いやすい!」可愛くて実用的。糖尿病の方のために作られたポーチが万能すぎる!

2018 / 07 / 29
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NDESIGN(エヌデザイン) 西村朱乃(にしむらあけの)さん 中西美江子(なかにしみえこ)さん

皆さん、突然ですが日本に糖尿病の患者さんはどれくらいいると思いますか?平成26年の調査によると、約317万人いるそうです。これだけ糖尿病と戦っている方々がいる中で、画期的なポーチをデザインした方々がいます。今回はインスリンバッグと呼ばれるポーチをデザイン、販売しているNDESIGNの西村朱乃さん、中西美江子さんにお話を伺いました!

そもそも糖尿病って?インスリンって?

恥ずかしい話なんですが…。そもそも糖尿病はどのような病気ですか?

中西さん
簡単に言うと、体の血糖値を下げる働きが鈍くなってしまう病気です。
血液中のブドウ糖を「血糖」といい、血糖値は血液中のブドウ糖の量を表しています。
普通の人であれば、インスリンと呼ばれる血糖値を下げる物質や、ホルモンのバランスにより血糖値が極端に変動することは無いのですが、糖尿病の方の場合、インスリンの作用が十分でないために、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなってしまう病気です。

糖尿病の方が使うインスリンの注射は成分の名前だったんですね。

西村さん
そうです。その注射器が糖尿病の方にとっては命の次に大切なものです。ただ、毎日毎日注射をすることはとても大変ですが、少しでも明るい気分になれるように、このポーチを使ってほしいと思います。

こそこそせずに自慢できる可愛さ

インスリンポーチを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

中西さん
きっかけは母が糖尿病だったことが大きいです。また、西村の友人も糖尿病ということもあり、身近に闘っている人がいて、こそこそ隠すようにポーチを持っていたので、そんなことせずとも堂々とできるように、このポーチを作ろうと思いました。今まで母や、西村の友人は、無難な黒いポーチを使っていました。選べる種類もなく、専用のものでもなく、使い勝手もよくないという声は常々聞いていました。
私たちが提案するインスリンポーチは、気分の上がるカラーに、遊び心のある裏地を使い、思わず手に取りたくなるように作っています。さらに血液をはじく材質になっており、使い勝手も考えて作っている商品です。そんな商品だと思います。実は色と裏地は自分の好みでカスタマイズできるようになっています。

実用的すぎるデザイン

デザインはどのように作っていきましたか?

西村さん
もともとデザインのお仕事はやっていたのですが、主にグラフィックデザインやデジタルサイネージなどを手掛けていました。アパレルのデザインは2人とも新たな挑戦でした。
そのため、デザインを始めてから販売できるようになるまで、2~3年くらいかかりました。
私たちは何も分からない知らないところから始めたので、レザーと中の裏地の素材の組み合わせは縫製工場ではありえないことらしく、いくつもの会社にできないと断られました。
やっと着手まで行ったと思うと、「やっぱりできない」なんて言われることもありました。そんなな中、今の業者を見つけることができ、販売できるようになりました。
また、実際に糖尿病の方にお話を聞く機会をいただき、どんなところが使いづらいか、こんなポケットがあったら便利など、生の声を頼りに改良を加えていきました。そのため、初めに作ったときよりも改善されたデザインになっています。
現在はSとⅬの2サイズの展開をしています。

インスリンポーチ以外としても


中西さん
実はインスリンポーチ以外の使い方も人気で、バッグインバッグとして使うことができるんです!
大容量入りますし、OLの方がちょっと外に出るときに、バッグからこれを取り出すだけで出かけられるような、実用的な使い方もできます。チャック付きのポケットや、ゴムの入っているポケットなど、たくさん入れられますし、チェーンを付けて斜めがけも出来るので、両手が空いてとても楽ちんですよ!
実際に私たちも愛用しています!

糖尿病に関わる他のアイテムも

他にはどんな商品がありますか?

中西さん
血糖値計測器のケースも人気商品です!糖尿病患者の会で聞いたヒアリングをもとに作った商品で、計測器が意外と角がなく滑りやすいので、ケースを付けてさらにチェーンがつけられるので落とす心配もありません。
他には、計測器のシールもたくさんバリエーションを揃えています。これは貼ってはがせるようになっているので、気分によって変えてもいいと思います。
こういったシールで可愛く見せたり、かっこよく見せることで、毎日の医療行為が少しでも気持ちが上がるようになればと思っています。

また、計測器の腕につけるセンサーのカバーとして、レースのサポーターも用意しています。
丸洗い出来て、下着のような感覚でお使いいただけます。レースの生地は通気性もあり、とてもおしゃれに見えると思います。

今までにない商品を

これからどんな商品を使おうと思っていますか?

西村さん
今SサイズとLサイズの展開ですが、これからMサイズも作りたいと思っています。
現在のパターンは、芯をわざと抜いて作っているため、ポーチの生地が伸びるようになっていますが、使ってくださっている方の中には、型が崩れずにマチがあるものがいいと言う声もあるので、これから作ろうと考えています。
これから先、インスリンの注射器がなくなる事もあるかもしれません。その先も考えつつ商品を作っていけたらいいなと思います。とにかく患者さんの意見を大切に、使ってくださる方の使いやすさをとことん追求したものを作っていきます。

取材を終えて

そもそも糖尿病のこと、そして糖尿病の方のために、こんなにも実用的なポーチがあることも知らなかったです。たくさんの苦しんでいる方の力になりたいという想いで、日々、デザインの改良や研究をされているお二人は、昔から一緒に仕事をしていたからという理由だけでなく、しっかりとお互いに必要不可欠な最良の仕事のパートナーなのだと感じました。そこから生まれるデザインは様々な人を救っています。
取材のご協力ありがとうございました。

【今回お話を伺ったのは】
NDESIGN(エヌデザイン)西村朱乃さん 中西美江子さん
お問い合わせ:HPのお問合せよりメールで対応
NDESIGNのHPはこちら
インスリンポーチのショッピングサイトはこちら
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