だって絶対使うもん!知っておくべき、ご祝儀のキホンの「キ」

2018 / 08 / 10
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株式会社マルアイ 風間祥光(かざまよしみつ)さん 安村和子(やすむらかずこ)さん

20代になると、結婚式に招待されることも増えますよね。そこで必要になるのが「ご祝儀袋」。知ってるつもりでも、大事な場面で失礼なことはしたくないですよね。そこで今回は、今年創業130年で、祝儀品ほか、気持ちが伝わる紙製品を企画・製造されている株式会社マルアイの風間さんと安村さんにお話を伺ってきました。冠婚葬祭で絶対に使える知識です!

ご祝儀袋の基礎知識

風間さん
ご祝儀袋のマナーは地域性があり、奥深く複雑です。関東と関西でも、ずいぶんとルールが違うんですよ。地域ごとに根付いている独自の習慣があるので、一概には言えないのですが、今回は一般的なマナーをご紹介します。

お願いします!
そもそも、ご祝儀袋って何ですか?

風間さん
一般的にお祝いに使うご祝儀袋は、「①和紙(本体包み)」、「②水引」、「③のし」という3パーツで構成されています。

①和紙(本体包み)
昔、目上の人にものを献上するときに使われていた和紙。そこから、贈り物や大切な物を包むものとして、ご祝儀袋にも使用されています。

②水引
唐の時代の贈り物に麻のひもが使われていたことが起源。本数は3・5・7本の奇数がしきたりです。偶数は「分けられる」数。そこから「別れる」というイメージがあるので、奇数になっているという説があります。10本の水引だけは特別に、5本×2という数え方になり、婚礼に使われます。
水引の素材は紙。紙をこよって作ります。赤・白・金・銀色がベーシックですが、その他の色も30年ほど前から使われるようになりました。お祝いには赤白や金銀、弔事には黒白や総銀を使用するのが一般的です。

③のし(由来)
のしは本来「のしあわび」と言います。あわびは古来から貴重な食べのもで、それを引き延ばして干したものが「のしあわび」です。「いざというときには、これを食べて生き延びてください」という相手への思いやりの意味が込められているといわれています。のしは慶事の贈り物に上包みをして右上につけます。

水引の結びの種類

風間さん
「結び切り」、「花結び」、「あわじ結び」、の3種類があり、この3種が水引きの基本です。梅や松、鶴などのモチーフや、その他華やかなデザインの水引飾りは、基本の結びをアレンジしたものです。

①花結び
また結びなおせることから、何度あってもいいお祝いに使う。出産祝い、昇進祝いなどに。
②結び切り
ほどけないことから、一度きりのお祝いに使う。婚礼など。
③あわじ結び
結び切りが発展した形。
④デザイン
自由。鶴や亀のデザインも。ほどけないイメージのものが多い。様々なシーンに使える。

風間さん
実は、婚礼用にデザイン性のある祝儀袋をつくったのは、マルアイがはじめてなんですよ。冠婚葬祭のシーンにおいて、新しい製品を作ることは、当時は思い切ったチャレンジでしたが、今ではとても一般的になりました。

いまさら聞けない、ご祝儀袋とお金の話

お祝い金の額で袋も変わるのですか?

風間さん
目安はご祝儀の1~3%くらいの額の祝儀袋を使います。水引が印刷か本物か、祝儀袋のサイズがどれくらいかでも入れる額が変わってきます。
安村さん
基本的な基準はありますが、袋のデザインや形状はずいぶんと自由になってきていて、決まりはあいまいになっています。贈る相手の好みや、相手がそれを受け取ってどう思うかを考えて選ぶと選びやすくなりますよ。

袋の形状からみるご祝儀袋
・印刷(封筒型)…3000円くらいのちょっとしたお礼に。
・印刷(多当式)…5000円くらいが目安。「多当折」という折り方の袋を使う。
・水引き付き…一般的には1万円以上を贈る場合に使う。

複雑ですね…(笑)!!
実際にお金を包むときに気を付けることはありますか?

風間さん
例えば、包みの折り返しですね。お祝いでは喜びを受け止められるよう、下の紙が上側になっています。逆に、弔事では悲しみを流すという意味で上の紙を上に重ねます。
間違えないように、注意書きをパッケージの裏側に記載してあるので、参考にしてくださいね。
また、お札はお祝いのときには人物の顔が表側になるように入れ、弔事では人物の顔を裏側に向けて入れるようにします。

表書きのマナーについても教えてください。

風間さん
では、一般的なお祝いと弔事に使える表書きをご紹介します。

表書きに使える表現
お祝い
・寿
・御祝
・○○祝
弔事
・御霊前…お通夜やお葬式(仏になる前)に使う。
・御佛前…四十九日以降の法事(仏になった後)に使う。
・御香典/御香料…御霊前と同じ使い方。地域性のある表書き。
以上は仏教の場合ですが、宗教によって表書きも変わります。御霊前はどんな宗教の弔事にも使える表書きです。

なるほど!ちょっと難しいですが、とっても勉強になりました!

安村さん
株式会社マルアイが運営する「マナーなび」というサイトでは、のし袋の書き方や使い方の情報を中心にまとめています。いろいろなシーンに使えて参考になるので、ぜひご覧ください。
「マナーなび」を見る

次のページでは、こんなご祝儀袋で贈りたい!【マルアイのご祝儀袋セレクション】をご紹介します!

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