「お酒の革命児!」酒業界のベンチャー企業は、いったい何者?

2018 / 08 / 14
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リカー・イノベーション株式会社 事業企画部統括 東 寛人(あずま ひろと)さん

皆さんは、「お酒」好きですか?運動終わりや仕事終わりに飲むお酒は、一日の疲れを発散してくれるので最高ですよね!しかし、お酒の知識や生産者のコトまで考えて飲んだことはあったでしょうか…?種類も選ばずに飲んでいたかも…
そう思った私は、「日本のお酒に新しい価値を創る」というコンセプトで酒業界に新しい風を取り入れているリカー・イノベーション株式会社 事業企画部統括 東 寛人さんに、現代のお酒の在り方などについてお話をお伺いしてきました!

東 寛人さん プロフィール
【役職】リカー・イノベーション株式会社 事業企画部統括
【経歴】明治大学卒業後、人材会社にて営業&企画としてITベンチャー、製造業、外資系などを中心に企業の採用支援に従事。同時にスタートアップ企業の事業立上げ支援も行い、2015年よりリカー・イノベーション株式会社に入社。主にメディア事業、海外事業、企業間アライアンス等を担当

リカー・イノベーション株式会社 ホームページはこちら

お酒に新しい価値を創っていきたい

リカー・イノベーション株式会社設立の経緯を教えてください

東さん
リカー・イノベーションの親会社が業務用の卸酒屋をしていたことが、この会社設立のきっかけです。
業務用の卸酒屋とは、大手メーカーからビールなどを樽ごと仕入れて、居酒屋チェーン店に販売するということが主な仕事になります。父親が親会社を経営していたのですが、「若者の酒離れ」と言われていた時代で、自分たちが受け継ぐ時には酒業界自体が衰退していくということに直面していました。
メーカーから安く仕入れたとしても、卸先の居酒屋には安くしてくれと言われて、ただお酒を売るだけでは利益がないから今後経営していくには苦しくなってしまう。そこで何かいい案はないかと模索していました。

東さん
自分たちで一から商品を企画・製造して、売る為に値引きをして安価で販売するのではなく、お酒自体に付加価値をつけて適正な価格で売ろうと思い始まったのが、リカー・イノベーション株式会社の設立の経緯です。
付加価値ということを分かりやすくして伝えるために「日本のお酒に新しい価値を創る」というコンセプトにしました。

ストレスの発散が多様化してきた

なぜ酒業界が衰退していったのでしょうか?

東さん
若者の酒離れといわれていたのは2000年代当初から言われています。1990年代、バブル経済時代に働いていたサラリーマンなどは一生懸命働いて、ストレス発散をする為に居酒屋で朝まで飲み会をして、十分カラダもこころを休ませたあとに、また次の日仕事を頑張るということを多くの人が行っていました。その為、酒業界自体も右肩上がりで売り上げが伸びたと言われています。
今の時代は昔と違い、お酒以外にも楽しめる娯楽やストレスを発散できるものがすごく増えていると思います。限られたお金をお酒に使っていた人たちがお酒以外のサービスや娯楽にお金を使うこと増えてきました。そのような背景から酒業界が衰退していったのではないでしょうか。

東さん
また、日本酒を造っている蔵元も、地方の蔵元は後継者不足の理由から廃業に追い込まれていってしまったと聞きました。お酒を消費する人、お酒を製造する人、双方の人不足から衰退していると思います。

地方には、まだまだ魅力あふれる日本酒が隠れている

ホームページを見たところ、酒の中でも「日本酒」に力を入れられているように思いました。それはなぜですか?

東さん
「ワインや焼酎などを取り扱わない」というわけではありませんが、最初にこの会社でどのようなことをしようかと思ったときに目をつけたのが「日本酒」でした。
元々、親会社でお酒の買い付けの為に地方の蔵元を回っていました。その時に地方の日本酒を造っている蔵元は、世にはあまり知られていないけど、ものすごく美味しいお酒があるということを知り、衝撃を受けたのをおぼえています。また、地方の蔵元ではとてもおいしいお酒を造っているけれども、販売ルートの問題で東京など人の多いところではなかなかお目にかかれないという、少し悲しい現状を目の当たりにしました。

東さん
そこで、「地方にはまだまだ魅力あふれる日本酒があるのに、世に知られていないのはもったいない!」と感じ、蔵元とパートナーシップを結んで、自分たちで造って自分たちで売り切るということをしようと思いました。現在では、全国で約50種類の蔵元とパートナーシップを結んでいます。

酒業界を「自分たちで切り開いていく」という挑戦する心

なぜまた自分たちですべて一貫して行おうとしたのですか?

東さん
リカー・イノベーション株式会社を立ち上げたときからベンチャーマインドというか、酒業界を「自分たちで切り開いていく」という挑戦する心を僕たちは持っています。
居酒屋チェーン店の意向で商品が売れなくなるとか、商品を買ったけど思うように売れなくて返品されるとか、酒業界では、すごく製造者が弱い立場にあります。私たちは居酒屋チェーン店と蔵元の仲介の役割をしているので、お互いの意向を汲んでしまうと自分たちの経営が苦しくなってしまいます。そうなると公平性がなくなってしまい、様々な方との対等な商売ができません。そこで自分たちで造って、自分たちで売り切れば、自分自身が良いと思ったお酒を世の中に提供できるのではないか考え、企画から販売まで一貫したスタイルを行っています。

主にどのようなことを行っていますか?

東さん
ラベルデザインでは味の想像がしづらく、なかなか手を付けることができないお酒も、実際飲んだらおいしいというお酒がたくさんあります。しかし、お酒を飲むことのできる量が人によって決まっているので、あまり量を飲むことが出来ない人は、名前が有名なお酒を飲む傾向にあります。しかし、実際ブランド名を隠して飲むと、好みのお酒は違うものであったということは多々あります。
その際には、もう少し広告の仕方を変えればいいのではないかということで、蔵元のマーケティングまで入り込んで商品企画まで行って、もともとおいしいけれども売り方を知らなかった蔵元の商品を、僕たちが新たにブランディングし直して世の中に出す、そのような仕事を行っています。

日本酒ができるまでのストーリーを伝えていきたい

今後、多くの人に日本酒をどのように伝えていきたいですか?

東さん
僕たちは、お酒を造るにあたって、こだわりはあまり持っていません。もし仮に蔵元にいろいろ要求してしまうと、蔵元が持っている個性が無くなってしまうと思っています。なので、私達は蔵元の方にお酒を仕入れている時にお願いをしているのは、その蔵元の方が一番おいしいと思うお酒を出してほしいとお願いしています。

東さん
蔵元によって、日本酒の甘みを売りにしているところや、酸味を売りにしているところなど、十人十色なので、その個性をいかに引き出してあげられるかが僕たちの使命でもありますね。お客様にお酒の説明をするときも「同じ味、同じ匂いでも実は違いますよ」と伝えた後に、日本酒ごとの造られたストーリをお伝えしています。
ストーリーがわかることで、お客様自体も「蔵元を応援したい!」と思ってくださる方が多いので、今後もお酒そのものを知ってもらった先のストーリーは伝えていきたいですね。

取材を終えて

日本酒は日本が誇る文化であるがゆえに、若い世代にも伝えていきたいという熱い想いがインタビューを通して伝わってきました。リカー・イノベーション株式会社では、若い世代の方に日本酒のストーリーを伝えるために関東圏内で店舗展開も行っています。ぜひ、店舗に足を運んで、日本酒に隠されたストーリーを覗いてみませんか?

【今回お話を伺ったのは】
リカー・イノベーション株式会社 事業企画部統括 東 寛人さん
【会社概要】
リカー・イノベーション株式会社
設立:2013年2月
本社所在地:〒110-0015 東京都台東区東上野3-36-7 4F
事業内容:店舗事業・酒類小売業・卸売業・メディア事業
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