『若者たちよ、旅をしよう』旅雑誌の編集長が語る!記憶に残る旅に必要なたった1つのこととは?

2018 / 07 / 26
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株式会社 交通新聞社 月刊『旅の手帖』編集長 五十嵐 匡一(いがらし きょういち)さん

「若者の旅離れ」という言葉を目にしたことがあります。旅の魅力はいつの時代も変わらないはずなのに、なぜ旅離れが騒がれているのでしょうか。旅に何を求めるかは、人それぞれ違うかもしれませんが、記憶に残る旅にはしたいと考えるはず。今回、40年以上の長きにわたり国内の旅情報をお届けしている『旅の手帖』編集長の五十嵐さんに、若者の旅離れの原因から、記憶に残る旅に必要なことまで伺ってきました。
■『旅の手帖』とは -1977年より旅情報を発信し続ける雑誌。現場の雰囲気を鮮明に伝える写真に定評があり、長年にわたり読者に親しまれています。

旅は慣れるもの

若者の旅離れの原因は何だと思いますか?

五十嵐さん
旅をすることが選択肢に入っていないからだと思います。というのも、旅は習慣化や、慣れが必要なものだと感じているからです。幼い頃から両親に連れられて出かける機会が多かった方は、外に出かけることに抵抗が少なく、旅をすることも習慣化しているような気がしています。

特に現代の若い人たちは、外に出かけなくても、テレビやゲームなど、屋内で楽しめる娯楽が多い世代だったこともあり、外に出かける習慣が少なくなってきていたことが、旅離れの大きな原因ではないでしょうか。選択肢が増えすぎて、旅やお出かけをすることの優先順位が下がってきたとも言えます。

旅離れを解消するにはなにが必要だと感じますか?

五十嵐さん
旅の面白さを知ることです。旅をする習慣がないだけで、若者たちが決して旅をすることに否定的なわけではありません。だからこそ、旅を習慣化をするためにも旅の面白さを知ることが大切だと思います。

旅は普段との「ギャップ」を楽しむもの

旅の面白さは何だと思いますか?

五十嵐さん
普段との「ギャップ」を感じることだと思います。自分の知らない世界を見つけたときに感じるギャップが、驚きや感動に繋がってくると思います。私自身、取材を含め様々な場所に足を運ばせていただいていますが、その度に、普段の身の回りの世界との違いに驚いてしまいます。

ギャップを感じるためにはどのような場所にいくことをおすすめしますか?

五十嵐さん
降りたことのない駅に降りてみるだけでもギャップを感じることができます。旅というと、新幹線や飛行機に乗るなどして長距離の移動が必要なイメージを持たれるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

普段と違う環境や場所に身を置くことだけで、いつもとは違う感覚を味わうことができる思います。極端な例を上げると、自宅近くの行ったことのない公園に足を運んだり、通ったことがない路地に入るだけでも、ギャップを感じることができると思います。

普段との違いをを感じることができれば、その瞬間に「旅」が始まると私は思っています。飛行機や新幹線を使って遠くに行くと、距離に比例してギャップの幅が大きくなりやすいとは思いますが、近い距離であっても、知らない場所に行くだけでも、旅の醍醐味を感じることはできます。そうした経験の積み重ねがある意味、旅を習慣化させてくれるのかもしれません。

湖に浮かぶ島、沖島

五十嵐さんが「旅」を感じた場所を教えてください。

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ライター・カメラマン/宮脇雄士(うしお)

好きなものは映画、漫画、ファッション、カフェ!WIZOOM編集部のサブカル男子、ユウシです。
皆さんの疑問を緩やかに解決します!

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