
パーソルキャリア株式会社 DODA編集長 大浦 征也さん
世の中には、面接対策の本をはじめとして、面接を上手く通過するための情報があり過ぎて、どれを実践していいのかわからなくなりませんか?今回は、前編に引き続き、転職支援のプロ、パーソルキャリア株式会社・DODA編集長の大浦さんに、本当に必要な印象アップ術を伺ってきました。

DODA編集長 大浦征也さん
2002年、株式会社インテリジェンス(現社名:パーソルキャリア株式会社)入社。人材紹介事業に従事。法人営業として企業の採用支援、人事コンサルティング等を経験した後、キャリアアドバイザーに。転職希望者のキャリアカウンセリングやサポートに長年携わる。
耳から得る情報で印象アップ
大浦さん
メラビアンの法則を知っていますか?【視覚55:聴覚38:話の内容7】の割合で、人は情報を受け取ると言われています。この法則だと、受け取る情報に関しては、見た目で半分を超えて、耳から入ってくる情報含めると、約9割になります。この数値がどれだけ正しいかは別にしても、人が情報を受け取るときに、目から受ける印象と耳から受ける印象も大切であることがわかります。
これから、耳から受け取る情報の印象アップ術をお伝えします。
例えば、面接で結果を書くときに「明るく元気な人」だったと面接官が書いたとしましょう。この言葉の中には形容詞が入っていますよね。形容詞ということは「誰かと比べると明るい」といったように比較対象がいるはずです。
では、面接では、誰と比べられているのかを意識することが必要だと思いますか?比較対象は3つあります。1つ目は一緒に面接を受けているライバル、2つ目に既存の社員、3つ目は面接官自身です。転職活動においては3つ目の「面接官寄り」を意識することが重要です。
例えば、面接官が笑いかけているのに、笑い返さなかったり、面接官の質問している時の声より小さいと、元気がないように思われてしまいます。なので、面接で気を付けたい点は、面接官より大きな声で元気よく、笑顔を多くすることが意識すべきポイントです。