
SUIT SELECT 恵比寿 エリアマネージャー 久保田悠平さん
ビジネス小物って意外と大切。私は働き始めて気付きました。スーツやバックと同じくらい、こだわれる部分であり、個性が出せる部分でもあると思います。今回はSUIT SELECT 恵比寿でエリアマネージャーを務める久保田悠平(くぼたゆうへい)さんにお話をお伺いしました。
新社会人が持っておくべきマストアイテム
名刺入れ
久保田さん
まずは名刺入れこれは必需品ですね。スーツやバックに合わせて買っていただけるように、スーツセレクトでもご用意させていただいてます。
ハンカチ
久保田さん
ハンカチはビジネスマナーとして持つべきだと思っております。ただ、このタイプのハンカチは吸水性があまりない事が難だと思っています。なので、トイレに行った際にこれで手を拭くとびしょびしょになってしまうと思います。
ではどういったときに、使う事をおすすめしているかというと、スマートに汗を拭くときなどに使う提案をしています。パンツの後ろポケットに入れておき、商談の際などに緊張してしまって、汗を拭きたいと思ったときに、後ろポケットからさっと出せると、とてもスマートでかっこいいと思います。
トイレに行った際などは、バックにタオル系のハンカチをもう一枚入れておき、使い分けることをおすすめしています。こちらのハンカチは、柄や色にこだわれる部分だと思います。シャツの柄やネクタイ、靴下と合わせてもいいと思います。夏だとジャケットを脱ぐ機会も増え、ポケットからちらっと見えるとおしゃれですし、こだわりを出してみてもいいのではないでしょうか?
他と差がつく個性派アイテム
アームバンド
久保田さん
こちらはワイシャツの袖の長さを調節をするものになります。小柄な方だと、スーツの袖からワイシャツが「だらーん」と出てしまう場合があります。すると、「シャツをオーダーするしかないですか?」と聞かれることがあるのですが、こちらを使っていただくと腕の上の部分でワイシャツを止めることができます。止めることで袖口も綺麗に見えると思います。
20代の方にはあまり認知されていないアイテムなのかなと思い、おすすめしました。袖口からシャツが出過ぎてしまって、上司の方や取引先の方に「合ってないシャツを着てるな」と思われるより、アイテムひとつで解消できることを知ってほしいなと思います。
タイピン
久保田さん
タイバー、もしくはタイピンといいます。用途は様々ですが、本来はネクタイがダラダラしないように止める役割のものです。身だしなみの一つとして持っておいた方が良いですし、またおしゃれができるポイントでもあります。例えば、タイピンの止める位置を少し上にしていただいて、ネクタイの結び目の下に、ボリューム感を出してもいいと思います。
本来は後ろに止めるものなので付けていないようですが、ネクタイもブラブラせずにすっきり着こなせます。あまり見せたくない方はこういう付け方もされます。
1500円程度でこのようなおしゃれもできるので、ぜひ知ってほしいと思います。
携帯用靴ベラ
久保田さん
これは意外と持っている方が少ないのではないでしょうか?持っていれば、とても重宝されると思います。例えば、上司の方やお取引先と食事に行った際、履物を脱ぐ場所であると靴を履く時に、靴ベラがひとつしかないお店の方が多いと思います。そんなときに、上司や取引先に「どうぞ」と渡せると大変好印象が持てると思います。やはり靴の「かかと」はとても大事です。靴ベラを使わないで履いてしまうより、靴ベラを使ってスムーズに履く方が、靴の形が崩れにくいです。
この程度の小ささと薄さであれば、ポケットでも入りますし、バックの中に入れても邪魔にならないと思います。
またプレゼントにもおすすめです。お色柄も特段気にしなくていいですし、おそらく持っていないものになると思うので、女性の方が男性にプレゼントさせると喜ばれるものだと思います。
革靴用撥水スプレー
久保田さん
こちらは撥水スプレーで、バックの中に忍ばせておくと便利なものです。お仕事で外に出られる方には特に、「足もと」を見られます。どんなにいいスーツでかっこよく着こなしていても、足元がぼろぼろだったり、汚かったら印象はよくないですよね。そのため、靴のお手入れはぜひしてほしいと思っています。これから梅雨の時期やゲリラ豪雨は毎年あることなのですが、しっかりケアをしておけば、靴が濡れずに済みますし、靴も長持ちします。
靴磨きセット
久保田さん
中に入っているものは、ツヤ革用クリーム/シュークリーナー/ブラシ/クロスの4点です。
靴を磨く時のポイントですが、「人の顔」と見立ててください。人の顔って汚れがあったりお化粧がされていますよね。靴も一緒で、油分だったり、上から撥水スプレーなどのコーティングがされています。
靴も時間が経つとコーティングが崩れてきて、その状態はきれいに見えない時です。よく靴に傷がついたり、コーティングが取れてきたときに、同じ色のクリームをつけたりするかもしれませんが、「人の顔」と同じように、そのまま何度も塗り直さずに必ず1度落としましょう。磨く頻度は履いている足数にもよるのですが、しっかり磨くのは、大体3週間に1回磨けるといいと思います。もともとウォータープルーフなどをかけていれば、普段は磨くだけで良いと思います。
革靴のお手入れ かんたん4ステップ
ステップ①
久保田さん
ブラシで表面のホコリを落とします。
ステップ②
久保田さん
シュークリーナーで汚れを落とします。顔に例えると、化粧落としの役割です。
ステップ③
久保田さん
革に油分を入れていきます。クリームで保湿するのと同じですね。
ステップ④
久保田さん
最後にクロスで磨いていきます。
ブラシに関しては本来は固めのもの(豚の毛)と、やわらかめのもの(馬の毛)があって2つ使い分けるのがベストです。固めのものは、汚れを落とすもの。やわらかめのものは、最後の仕上げに使います。革には凹凸があるので、クリーナーだけだと磨ききれないところがあります。やわらかいブラシ(馬の毛)を使ってなじませると、よりきれいに仕上がります。もしやわらかいブラシ(馬の毛)がなければ、女性用ストッキングで磨くとなじみやすいです。
「オシャレは足元から」とよく言いますが、やはり周りは見ていますし伝わるものだと思うので、しっかり靴にも気を配ることで好印象になれると思います。
取材を終えて
今回取材をさせていただいて、小物こそ、こだわっていればぐっとおしゃれに見えると感じました。久保田さんがポケットからスマートに携帯用靴ベラを取り出されていたことが印象的でした!スマートな大人になれる第一歩ですね。取材のご協力ありがとうございました。

SUIT SELECT 恵比寿 エリアマネージャー 久保田悠平(くぼたゆうへい)さん
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