そろそろ映画の魅力に触れませんか?映画のプロに聞いた!20代が映画を見るべき理由とは

2018 / 05 / 31
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吉祥寺ココマルシアター 映画宣伝配給部 係長 大森 隆太さん

映画って長いし、ずっと見ていなくちゃいけないから目が疲れてしまう。映画には興味があるけれど、マイナスの理由を見つけて映画を見ることを避けてしまってはいませんか。映画を見ることに尻込みをしてしまう方に向けて、映画を見ることの魅力をお伝えします。この度、映画の魅力を伝えるべく、吉祥寺ココマルシアターの運営に携わる、大森さんにお話を伺ってきました。大森さんは大手シネコンで映画の興行に携わり、映画配給会社にも勤めた経験をもち長きにわたって映画にまつわる仕事をしている方です。

ひとり一人にそれぞれの解釈がある

20代に伝えたい映画を見ることの魅力はなんですか?

大森さん
映画を見ることは「自分なりの解釈が出来る」ということが魅力の一つだと思います。難解でよくわからない映画もたくさんあると思うんですが、そのような映画を見ることによって自分で考えることができます。

そうやって自分なりに解釈をすると新しい気づきが生まれることは映画を見ることの魅力であると思います。実際に映画監督の方が「作り手としてこういう見方をして欲しいということはあるが、見る人によって違う考え方で見るのはありだと思う。映画は作り手と見る人がいて初めて映画になる。」とおっしゃっていましたよ。

他には、映画を見ると、映像の美しさで感動を得られることが多いです。漫画や小説や音楽に比べて、映画は一度に色んな情報が入ってきますよね。映画は内容はもちろん、映像や音楽に至るまで複数の要素を一度に楽しめる総合芸術だと思います。

映画を見た人が、それぞれで解釈をして自分の考えを深めて新たな発見をしたり、芸術として映画を見てやりたいことを見つけることだってあります。映画を見ることで、次の行動を起こすための活力になると信じています。

20代におすすめする映画はこれだ!

20代におすすめしたい映画を教えてください。

大森さん
映画は自分なりの解釈が出来ることが魅力だというお話をさせていただききました。自分なりの解釈をして欲しいという点からすると、スタンリー・キューブリック監督の作品は、20代の方には、是非見て頂きたいです。

僕自身、映画を好きになって初めて「すごい」と感じた作品もキューブリックの作品です。その中でも、オススメしたい作品が『時計仕掛けのオレンジ』です。この作品はすごいです。僕は、原作の小説を読んだうえで映画を見ました。

もちろん、小説も自分のイメージを働かせて読めるので面白く感じたのですが、この作品はそのイメージをはるかに超えてきました。「こういった表現や見せ方をすれば、もっと面白く伝わるのか」と発見や感動が非常に多かったです。キューブリックの作品は自分で解釈することの面白さを教えてくれます。

『時計じかけのオレンジ』(1971)  (c)Courtesy of Warner Bros. / Park Circus Limited

もう一つキューブリックの作品でおすすめするのであれば、『シャイニング』は鉄板で面白いです。こちらの作品に関して言うと、ホラーの驚かす要素や驚かすに至るまでの持っていき方が、大変素晴らしいと感じる箇所が多く、教科書と評されたりもしているんです。

『シャイニング』(1980) ©www.alcohollywood.com

芸術的な映像の美しさという点では、クリストファー・ノーラン監督の映画を、若い人たちにはおススメします。彼の作品は緻密な構成で作られていて、且つそれらを集約させ納得できる終わり方をさせてくれる映画が多いです。

例えば、『ダンケルク』という映画は3つの時間軸で進んでいく映画なのですが、最後にはそれら3つを合致させるんです。また、空・陸・海という視点で作られていて、映像の美しさで感動することが出来ると思いますよ。

『ダンケルク』(2017)(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.

映画に関して印象の深いエピソードはありますか?

大森さん
映画館で『タイタニック』を見たときのことは、とても印象に残っています。あまりいいエピソードではないんですけどね(笑)。すごく流行っていたこともあり、デートで見に行くことがあったんです。

当時、気になっていた方と二人で見たのですが、解釈の違いから会話がなかなか噛み合わなかったんですよ。その頃僕は、まだ20代で「自分の解釈が正しい」というように感じてしまっていたので、相手の解釈を受け入れることが出来ずに意見がぶつかってしまいました。

もちろん今は、映画には色んな解釈があって然るべきだと感じていますよ。こんなエピソードもあるくらい映画って、ひとり一人で受け取り方が違うからこそ面白いんだと思います。

取材を終えて

大森さんが映画には人それぞれに解釈があるとおっしゃっていました。もし誰かと映画を見る機会があれば、お互いの解釈でディスカッションをしてみることも面白いかもしれません。また、映画を見ることで新しい発見をして自分の人生を豊かにしていきたいと感じることができました。


【今回お話を伺ったのは】
吉祥寺ココマルシアター 映画宣伝配給部 大森隆太さん
所在地 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-15
電話番号 0422-27-2472
ココマルシアターの公式サイトはこちら
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