枠にはまらない。転職して見つけた、理念とビジネスを両立するという自分らしいバランス。

2018 / 05 / 25
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

株式会社マザーハウス 福島京(ふくしまみやこ)さん

今回お話を伺ったのは、株式会社マザーハウスの広報として働く福島京さん。ファッションブランド「マザーハウス」は、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をテーマに、途上国と取り組むものづくりを通して、共創の新たな価値を生むブランドです。福島さんはどんな思いで株式会社マザーハウスに入社されたのでしょうか。お話を伺ってきました。

福島 京(ふくしま みやこ)さんのプロフィール
1985年、京都府生まれ。
イラク戦争開戦時、英国に滞在していたことをきっかけに、世界で起こっていることに興味を持つ。立命館大学国際関係学部を卒業し、英国ブラッドフォード大学院で紛争解決学を学んだのち、PR会社に入社。自分が伝えたいことを届ける方法を身につけていくなかでマザーハウスに出会い、「これを届けたい」と感じて2016年に転職。現在は、マザーハウスらしい広報について模索中。

ビジネスとソーシャルを両立する

福島さんが株式会社マザーハウスに入社されたきっかけを教えてください。

大学のときに国際関係学を勉強していて、もともと社会的な問題に興味がありました。当時はNGOや国際機関で働きたいと思っていたのですが、「自分が本当に役に立てるのか」ということや、大きな組織のトップダウンのやり方は、自分らしくないと感じていました。かといって、寄付をつのる草の根の活動にも疑問をもっていて、もっとフラットな関係はないのかな・・・ともやもやしていたんです。結局、どちらの道も仕事には選ばず、情報の届け方を知りたくてPR会社に就職することに決めました。働いて数年が経ったとき、たまたまバッグを買ったのがマザーハウスだったんです。お店の空間がとても心地よかったのを覚えています。

マザーハウス秋葉原本店の外観

そこでブランドに興味を持ちました。マザーハウスがビジネスにこだわる意味に共感し、そのバランスが自分の考えと一致しました。「これが私のやりたいことだ」と感じ、2年前に入社しました。新しい挑戦を続けていることもマザーハウスの面白さですね。他のメンバーの入社理由も様々で、山口の講演を聴いて入社する人もいますし、途上国に興味がある人、ファッションが好きで入ってきた人もいます。みんなバラバラですが、根底にあるのは、マザーハウスの哲学への共感だと思います。

本質を見て、仕事に取り組む

株式会社マザーハウスでの広報のお仕事について教えてください。

役職にこだわらず仕事をするという会社のカラーがあるので、さまざまな業務をしています。お客様向けのイベントをしたり、ワークショップをしたり、最近ではビジネスでは手の届かない課題に取り組む『ソーシャルアクション』の一環として、キッズ向けに絵本を作りました。マザーハウスが大切に考えていることをテーマにした絵本をWEBで無料公開したり、全国の希望団体に寄贈しています。日本の子どもたちが、新しい世界と出会えるきっかけになればと思っています。役職の枠にとらわれず、広報という名前の通り、「広く知らせる」ことを仕事にしています。マザーハウスのモノや大切にしていること、何をどういう形でお伝えするのがいいのか、本質は何なのかなって考えるようにしています。どのスタッフも、コンセプトに根差してゴールを達成することを一番に考えています。

「世界を知るはじめての一冊シリーズ」
作・絵:株式会社マザーハウス代表 山口絵理子さん
代表の山口さんがバングラデシュでブランドを立ち上げるまでのお話で、主人公の「ウチ」(山口さん)が冒険をして世界と出会うというストーリーになっています。
絵本はWeb上で無料配布されています!
詳しくはこちら

働かれていて、楽しい瞬間は?

やっぱり、お客様が喜んでくださったときですね。自分の仕事を通じて、誰かに喜んでもらったり、元気になっていただけると「やってよかったな」と思います。

自分の枠にとらわれないで

20代へのメッセージをお願いします。

マザーハウスでは失敗を失敗と考えていません。ゴールは何なのか、そのためには何をしたらいいのかを考え抜いて失敗したんだったら、次に進むためのヒントを必ず得られるからです。山口だって、たくさん失敗しています(笑)。
私ももちろん日々悩みますが、「イチローだって3割!」と考えるようにしています。できることが増えても、自分が求めるレベルもどんどん上がってくるので満足できないものです。10割になることはないので、まずは目の前のことを楽しむように心がけています。

福島さんの今後のビジョンを教えてください。

マザーハウスが挑戦するのは、今までに前例がないことがほとんどなんです。環境の整っていない途上国で、世界に通用するモノをつくるというのは、やはりタフなことです。
私に関しても同じで、広報・PRの既存の考えにとらわれず、可能性を広げたいと思っています。どうしたら私たちらしくブランドを伝えていけるのかということを常に考えて、「枠にはまらない広報」になっていくことが、私の野望です!

取材を終えて

固定の価値観から抜けだして、枠にはまらず、自分の可能性を広げられている福島さん。「ゴールにたどり着くために、めちゃめちゃ考えます!」とおっしゃっている笑顔も楽しそうで、本当に良い時間でした。福島さん、ありがとうございました!

【今回お話を伺ったのは】
株式会社マザーハウス 広報 福島京さん
本社 東京都台東区台東2-27-3 NSKビル2F
電話番号 03-5846-8813
設立 2006年3月9日
代表 山口絵理子
事業内容 発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売
株式会社マザーハウスの公式サイトはこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

PICK UP