【学生編】将来損をしない為に20代が知っておきたい年金の話

2018 / 05 / 28
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日本年金機構 広報室

wizoom編集部一同、新社会人になりいろいろ節約、貯金、将来のことなど・・・「お金」のことにお金のことを意識するようになりました。これはお金にまつわる知識を入れておかなくては!その中でも今回は生活をしている中で長く付き合う「年金」についてお話をしていきたいと思います。早速、日本年金機構の広報室の方にお話をお伺いしてきました!!

【日本年金機構】
国(厚生労働大臣)から委任・委託を受け、公的年金に係る一連の運営業務(適用・徴収・記録管理・相談・決定・給付など)を担う。
日本全国に年金事務所や年金相談センターを含めて約400ヵ所の窓口を持ち、日々年金に関わる疑問を持っている方の相談に乗り、解決を行っている。
日本年金機構 ホームページ

国民年金の仕組みついて知ることから始まる

国民年金のそもそもの仕組みについて教えてください。

日本年金機構広報室
日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人は、国民年金への加入が義務付けられています。国民年金に加入している人のことを「被保険者」といいます!今回インタビューしてくださっている、編集部スタッフのみなさんも「被保険者」に該当するということですね。

日本年金機構広報室
「被保険者」の中でも分類があり、上の図はその分類を示しています。大学生・専門学生の場合は「第1号被保険者」。会社員や公務員の場合は「第2号被保険者」。扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者(年収130万円未満)は「第3号被保険者」となります。「第3号被保険者」がイメージしずらい方は「専業主婦」をイメージしていただくとよいと思います。

学生は保険料の納付が猶予される!

保険料の納付額はいくらですか?

日本年金機構広報室
国民年金の「第1号被保険者」が支払う、平成30年(2018年)度の国民年金保険料は月々16,340円となります。保険料に関しては年度毎に決まっており、納付額が変わってくるので詳しくは、日本年金機構HP内にある「国民年金保険料の変遷」のページをご覧ください!
日本年金機構 「国民年金保険料の変遷」のページはこちら

具体的な額のイメージが湧かないのですが・・・

日本年金機構広報室
では、大学生が社会人になるまでの期間に支払わなければいけない納付額を例を出しながら計算してみましょう。

例:「A子さん」2016年7月15日に 20歳に到達する場合

日本年金機構広報室
保険料の支払い開始日は、ご自身の生年月日の前日が含まれる月から開始になります。今回の場合は7月分より保険料の支払いが始まります。学生が終了するのが2019年3月と考えると、支払期間は「2016年7月~2019年3月」となるので「33ヵ月間」の支払いになります。先ほど、保険料に関しては年度毎に決まっているとお教えしました。そこから具体的に納付額を出していきましょう。

2017年度国民年金保険料納付額 16,490円/月
2018年度国民年金保険料納付額 16,340円/月

日本年金機構広報室
国民年金保険料は年度での計算となるので「2016年7月~2017年3月」の9ヵ月分は2016年度分、「2017年4月~2018年3月」の12ヵ月分は2017年度分、「2018年4月~2019年3月」の12ヵ月分は2018年度分に振り分けられます。このことから計算すると

2016年度分…16,260円× 9 = 146,340円
2017年度分…16,490円×12 = 197,880円
2018年度分…16,340円×12 = 196,080円
2016年度分(146,340円)+2017年度分(197,880円)+2018年度分(196,080円)= 540,300円

日本年金機構広報室
学生時代に納付しなければいけない保険料は約54万円という結果がでました。

学生にとって54万円の支払いはすごく苦しいのですが・・・

日本年金機構広報室
安心してください!経済的に保険料の納付が困難な方向けに様々な制度があります。

在学中の保険料納付が猶予される「学生納付特例制度」

日本年金機構広報室
在学中で一定の所得がない方が、保険料の未納が理由で、将来国民年金が受け取れなくなるのを防ぐために、申請をすれば保険料の納付が猶予される制度があります。その制度のことを「学生納付特例制度」といいます。

納付が猶予されるということは先程の54万円を支払わなくてもいいということですね!?

日本年金機構広報室
それは違います。あくまで保険料の納付を「猶予」するものです。

「納付」と「猶予」の違いは何が違うのですか?

日本年金機構広報室
こちらの図をご覧ください。国民年金(老齢基礎年金)の受け取りには原則として「10年以上」の納付期間、及び免除または猶予された期間が必要です。国民年金の加入期間は40年間なので、月に換算すると「480ヵ月」になります。このことを踏まえて先程のA子さんを例にご説明します。

大学生時…学生納付特例制度利用 33ヵ月間
卒業後…国民年金納付 447ヵ月間
合計加入期間 = 33ヵ月+447ヵ月 = 480ヵ月
老齢基礎年金の計算式
779,300円(保険料を40年間納めた場合の年金額・平成30年度) × 447/480ヵ月 = 725,723円

日本年金機構広報室
この事からわかることは、給付対象期間が40年間納付しつづけられた方よりも、将来得られる給付額が少ないということです。

それは大変ですね・・・社会人になった時にさかのぼって納付することは可能ですか?

日本年金機構広報室
可能です。「追納制度」というものがあります。詳しくは日本年金機構HP内にある「免除された国民年金保険料を追加で支払いたいとき」をご覧ください。
免除された国民年金保険料を追加で支払いたいとき

将来の為にも、学生のときから年金ときちんと向き合う

日本年金機構広報室
なお、年金は老後に受け取るだけではありません。万が一、病気やケガで障害が残ったときに、保険料を納めていなかったり、学生納付特例制度の手続きを行わないまま、保険料を納めずにいたりすると、障害基礎年金が受け取れなくなる可能性があります。将来の為にも、学生のときからきちんと年金の仕組みを知ることで、描いていたライフプランに近づけることができます。もし、疑問点がさらにあるようでしたらお近くの年金事務所か、「ねんきん加入者ダイヤル」までお問合せください。

取材を終えて

今回、日本年金機構の広報室の方のインタビューを通じて、若い時にしっかりとライフプランを考えると同時に、お金との付き合い方をきちんと知っておくと、望んでいたライフプランに近づけるような気がしました。皆さんもこの記事を通じて、自分が望むライフプランとそれに対する資産形成を考えてもらうきっかけになっていただければ幸いです。

【今回お話を伺ったのは】
日本年金機構 広報室
一般的な年金の加入に関する問い合わせは
「ねんきん加入者ダイヤル」で問い合わせができます!
国民年金加入者向け
0570-003-004(ナビダイヤル)
03-6630-2525(050から始まる番号でかける時)
日本年金機構 ホームページはこちら
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